触(さわ)らぬ神(かみ)に祟(たた)りなし
その物事にかかわりさえもたなければ、災いを招くことはない。めんどうなことによけいな手出しをするな、というたとえ。
さわり【触り】
1 さわること。また、触れた感じ。感触。多く他の語と複合して「ざわり」の発音で用いられる。「手—」「舌—」「肌—」 2 人に接したときの感じ。人あたり。「女のたちが、少し私には—が冷たいからだろ...
触(さわ)り三百(さんびゃく)
ちょっと触ったばかりで、銭(ぜに)三百文の損をすること。なまじっか関わり合ったばかりに損害を受けることのたとえ。さわり三百目。
さわ・る【触る】
[動ラ五(四)]《「障る」の意から派生》 1 手などをそのものに軽くつける。また、何かが身体にふれて、そのものの存在が感覚的にわかる。「汚い手で—・るな」「ひんやりとしたものが顔に—・った」 2...
しょく【触〔觸〕】
[常用漢字] [音]ショク(漢) [訓]ふれる さわる 1 物にふれる。「触診・触発/接触・抵触・一触即発」 2 物にふれて感じる。「触角/感触」
しょく‐え【触穢】
死穢・弔喪(ちょうそう)・産穢・月経などのけがれに触れること。昔は、けがれに触れた人は一定期間、神事を行ったり宮中へ参内したりすることができなかった。そくえ。
しょく‐し【触肢】
昆虫・クモなどの口のまわりにあるひげ。口器の一部で、触角とは位置が異なる。触鬚(しょくしゅ)。
しょく‐しゅ【触手】
無脊椎(むせきつい)動物の口の周囲にある小突起。感覚細胞が多く分布し、触覚や捕食の働きをする。
しょく‐しゅ【触鬚】
⇒触肢(しょくし)
しょくしゅ‐どうぶつ【触手動物】
無脊椎動物の一門。触手が口の周囲を冠状に囲む。消化管はU字形に曲がり、肛門は触手冠の外側に開く。コケムシ類・腕足類・ホウキムシ類の3綱に分けられる。