ざん‐ばつ【斬伐】
[名](スル) 1 樹木を切ること。「斧を以て—せられんか」〈志賀重昂・日本風景論〉 2 攻め討つこと。
し‐めん【四面】
1 四つの面。 2 まわり。周囲。四方。「—の敵を討つ」 3 平安・鎌倉時代、母屋の四方に庇(ひさし)をつけたもの。「わが家に一間—の堂をなん起(た)てたる」〈今昔・二四・五〉
しもよのかねじゅうじのつじうら【霜夜鐘十字辻筮】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。河竹黙阿弥作。明治13年(1880)東京新富座初演。天下のため恩師を討つが、妻に自害され、零落した士族の六浦正三郎は、恩師の子息の巡査によって救われ、和解して仏門に入る。
しょうぞん【正尊】
謡曲。四番目物。観世弥次郎長俊作。平家物語などに取材。義経を討つために上洛した土佐坊正尊が、捕らえられて起請文(きしょうもん)を読んで弁解し、改めて夜討ちをかけるが失敗する。
じょうい‐うち【上意討ち】
主君の命を受けて、罪人を討つこと。
ずし‐おう【厨子王】
伝説上の人物。姉の安寿とともに人買い山椒太夫(さんしょうだゆう)に売られて酷使されるが脱出し、のち、敵を討つ。→山椒太夫
せい・する【征する】
[動サ変][文]せい・す[サ変]服従しない者を攻め討つ。征伐する。「敵を—・する」
せい‐ばつ【征伐】
[名](スル)罪のある者や反逆者などを攻め討つこと。征討。「悪党どもを—する」
そがものがたり【曽我物語】
軍記物語。12巻または10巻。作者未詳。鎌倉末期あるいは室町前期の成立か。曽我兄弟の生い立ちから、富士の狩り場で父のかたきの工藤祐経(くどうすけつね)を討つまでを描いたもの。後世の曽我物などの題...
ぞく‐と【賊徒】
1 盗賊の仲間。 2 朝廷や政府に反逆する者ども。「—を討つ」