かいぼう‐しゅこう【解剖手稿】
レオナルド=ダ=ビンチが残した解剖学に関する手稿の総称。頭骨、骨と筋肉、子宮内の胎児などの詳細な素描と記述からなる。英国、ウィンザー城付属の王立図書館が所蔵する通称「ウィンザー手稿」のものが知られる。
かおくざっこう【家屋雑考】
江戸後期の住宅史概説書。5巻。沢田名垂(さわだなたり)著。天保13年(1842)の自序がある。古代からの日本住宅の変遷を記述。
かがく‐しょ【歌学書】
歌学に関することを記述した書物。
かくちょう‐ビーエヌきほう【拡張BN記法】
《extended Backus-Naur form》コンピューターのプログラミング言語などの構文を定義するために用いられる記述言語の一。BN記法を拡張し、正規表現を採用したものだが、独自の拡張...
かくりつ‐かてい【確率過程】
時間の経過とともにランダムに変化する事象を、確率変数を用いて数学的に記述したもの。ブラウン運動を数学的にモデル化したウィーナー過程をはじめ、株価・為替相場、道路の交通量、都市の人口、感染症の流行...
かくりつ‐びぶんほうていしき【確率微分方程式】
時間の経過とともにランダムに変動する量(確率過程)を扱う微分方程式。ブラウン運動における粒子の運動の記述、金融工学分野の株価やデリバティブの価格付けなどに用いられる。
かっしやわ【甲子夜話】
江戸後期の随筆。正続各100巻、後編78巻。平戸藩主松浦清(静山)著。文政4年(1821)から書き始められ、天保12年(1841)著者の死で中絶。見聞した大名・旗本などの逸話、市中の風俗などを記...
かみ‐の‐みえざるて【神の見えざる手】
市場において、各個人の利己的な行動の集積が社会全体の利益をもたらすという調整機能。アダム=スミスが「国富論」で提唱した。見えざる手。→市場原理 [補説]神の見えざる手(invisible han...
かや【加耶/伽倻】
古代、朝鮮半島南部にあった小国家群の総称。また、その地域名。金官加耶(金海)と大加耶(高霊)が有力国であったが、6世紀中ごろまでに百済(くだら)・新羅(しらぎ)に併合された。日本書紀に記述される...
カラー‐プロファイル【color profile】
コンピューターのディスプレー、プリンター、スキャナーなど、それぞれの装置がもつ色域や色再現特性に関する一連のデータを記述したファイル。これをもとにカラーマネージメントが行われる。→ICCプロファイル