みなみのしまのティオ【南の島のティオ】
詩人・小説家の池沢夏樹による初の児童文学作品。平成4年(1992)刊行の連作短編集。南太平洋の小さな島に住む少年ティオが語る不思議な物語。第41回小学館文学賞受賞。
みみ‐しい【聾/耳癈】
耳が聞こえないこと。「我を—にせんとする如し」〈鴎外訳・即興詩人〉
みやざわけんじかがみ【《宮沢賢治》鑑】
詩人、天沢退二郎による宮沢賢治の評論。昭和61年(1986)刊行。第2回岩手日報文学賞「賢治賞」受賞。
みやざわけんじのかなたへ【宮沢賢治の彼方へ】
詩人、天沢退二郎による宮沢賢治の評論。昭和43年(1968)刊行。同人誌「凶区」で昭和39年(1964)から連載を開始した評論をまとめたもの。
ミュンスター‐シャフハウゼン【Münster Schaffhausen】
スイス北部の都市シャフハウゼンにある大聖堂。11世紀にベネディクト修道会の修道院とともにロマネスク様式で建造。その後、増改築が繰り返され、現在の姿になった。中庭にシラーの詩「鐘の歌」の題材となっ...
みょうじょう【明星】
詩歌雑誌。与謝野鉄幹(よさのてっかん)主宰の新詩社の機関誌。第一次は明治33年(1900)4月創刊、明治41年(1908)11月廃刊。浪漫主義に基づき、短歌の革新などに貢献。与謝野晶子・高村光太...
みょうじょう‐は【明星派】
詩歌雑誌「明星」によった詩人・歌人の一派。芸術至上主義のもとに、明治30年代の浪漫主義を代表した。→星菫(せいきん)派
みらいしゃ【未来者】
吉田一穂の詩集。昭和23年(1948)刊行。
みらい‐は【未来派】
《futurism》20世紀初頭、イタリアに興った芸術運動。詩人マリネッティが首唱。伝統的な文化・芸術を排撃し、スピード・騒音など、機械文明のダイナミックな運動感覚の表現を重んじた。未来主義。
みらいはじんマファルカ【未来派人マファルカ】
《原題、(イタリア)Mafarka il futurista》イタリアの詩人、マリネッティの処女小説。1910年発表。邦題は「未来主義者マファルカ」ともする。