かいりゅう【海流】
《原題、Sea drift》ディーリアスの合唱曲。1903年から1904年にかけて作曲。米国の詩人ホイットマンの詩集「草の葉」所収の「揺り籠の中から」に基づく。
かいろう‐どうけつ【偕老同穴】
1 《「詩経」邶風・撃鼓の「偕老」と「詩経」王風・大車の「同穴」を続けていったもの。生きてはともに老い、死んでは同じ墓に葬られる意》夫婦が仲むつまじく、契りの固いこと。 2 カイロウドウケツ科の...
か‐かん【下瞰】
[名](スル)見下ろすこと。俯瞰(ふかん)。「林樾(りんえつ)沼沢を—するが如く」〈鴎外訳・即興詩人〉
かかん【花冠】
呉茂一によるギリシャ叙情詩の訳詩集。昭和22年(1947)みすず書房より刊行。昭和48年(1973)、紀伊国屋書店から刊行された版により、同年、第10回日本翻訳文化賞を受賞。
かがいししゅう【花外詩集】
児玉花外の詩集。明治37年(1904)刊。付録として、「社会主義詩集」発禁処分に関連する激励の手紙の数々を収める。
かがやくにほんごのあくたい【かがやく日本語の悪態】
川崎洋の随筆。平成9年(1997)刊。古今の文学作品や方言、キャンパス用語などから著者が収集したあらゆる日本語の悪態を網羅的に紹介する。平成10年(1998)、同年刊行の「日本方言詩集」と本作な...
か‐き【家記】
1 その家に伝承される、先人・父祖の日記・記録類。平安時代以後、儀式などの先例を知るために重用された。けき。 2 家に伝えられる、詩歌・文章などの集。
かき‐い・れる【舁き入れる】
[動ラ下一][文]かきい・る[ラ下二]かついで中に運ぶ。「遺体をば、僧たち寺に—・れぬ」〈鴎外訳・即興詩人〉
かき‐ぞめ【書(き)初め】
新年になって、初めて毛筆で文字を書くこと。昔から1月2日に行われ、めでたい詩・歌・句などを書く。吉書初(きっしょはじ)め。筆始(ふではじ)め。試筆。《季 新年》
かき‐ちら・す【書(き)散らす】
[動サ五(四)] 1 気分に任せて、無造作に書く。とりとめもなく次々と書く。「—・した詩を推敲(すいこう)する」 2 あちこちへ順序なく書きつける。「思いついたことを—・す」