か‐きょ【家居】
[名](スル) 1 家に引きこもっていること。また、任官しないで家にいること。いえい。「或は—し、或は海辺をさ迷いながら」〈達治・落葉やんで〉 2 すまい。住居。いえい。「この—のさまこそ譬えて...
か‐きょ【科挙】
《科目によって人材を挙げ用いる意》中国で古くから行われた官吏登用のための資格試験。隋(ずい)・唐の時代に制定され、清(しん)末の1905年に廃止された。唐代には秀才・明経・進士など六科(りくか)...
かきょうひょうしき【歌経標式】
奈良末期の歌学書。1巻。藤原浜成著。宝亀3年(772)成立。和歌四式の一。歌病や歌体などについて論じたもので、中国の詩論の影響が大。日本最古の歌学書。浜成式。
か‐く【佳句】
1 詩歌の、よい文句。 2 すぐれた俳句。
かくうていえんのしょ【架空庭園の書】
《原題、(ドイツ)Das Buch der hängenden Gärten》シェーンベルクの歌曲。全15曲。1908年から1909年にかけて作曲。ゲオルゲの同名の詩に基づく。
かく‐えき【赫奕】
[名・形動]物事が盛んなこと。また、そのさま。「大地の層土上に写出したる—なる史詩に至ては」〈尺振八訳・斯氏教育論〉
[ト・タル][文][形動タリ]光り輝くさま。かくやく。「太陽は無慈悲にも...
かく‐しつ【鶴膝】
1 漢詩の八病(はちへい)の一。五言詩の第1句と第3句の句末に、同一の声調の字を用いること。 2 書道で、漢字の縦棒「亅」の下端が鋭くはねたもの。
かく‐ちょう【格調】
詩歌・文章・演説などの構成や表現から生じる全体の品格。「—の高い文章」
かくちょう‐は【格調派】
中国の詩で、盛唐の詩に学んで、格(体裁)と調(声調)との調和した品格の高さを理想とした流派。清の沈徳潜(しんとくせん)が提唱し、明の李夢陽(りぼうよう)・何景明(かけいめい)・李攀竜(りはんりょ...
かくりんぎょくろ【鶴林玉露】
中国の随筆集。南宋の羅大経(らたいけい)著。1248〜52年成立。天・地・人の3部からなり、詩や文学の批評を中心に逸話・見聞を収録。