あと‐つけ【後付け/跡付け】
1 江戸時代、客の乗った馬の後方に荷をつけること。また、その荷。武士の乗る場合は多く刀箱であった。「—あけて路銀のうち十両、当分入り用に使ひ給へと渡せば」〈浮・新可笑記・五〉 2 芸者が付き添い...
アドニス【(フランス)Adonis】
ラ‐フォンテーヌの長編詩。1658年の作品で、古代ローマの詩人オビディウス風の恋愛詩。
アドーネ【(イタリア)L'Adone】
イタリアの詩人、マリーノの20歌からなる長編叙事詩。1623年刊。著者の代表作。
アファナーシエフ【Aleksandr Nikolaevich Afanas'ev】
[1826〜1871]ロシアの民俗学者。ロシア神話学派の代表者の一人。600編以上の民話を収録した「ロシア民話集」の編纂(へんさん)で知られる。他に「スラブ人の詩的自然観」など。
アフバーズ【Ahvāz】
イラン南西部の都市。フーゼスターン州の州都。カールーン川沿いに位置する。古くから交通の要衝であり、ササン朝時代にダムや灌漑(かんがい)が整備されて発展。20世紀初頭に油田が発見され、同国有数の工...
アフリカ【(ラテン)Africa】
ルネサンス期のイタリアの詩人、ペトラルカのラテン語による叙事詩。古代ローマの軍人スキピオを描く。1338年頃に執筆を開始。未完。
アフロディテしょうか【アフロディテ頌歌】
紀元前7世紀ごろのギリシャの女流詩人、サッフォーによる詩。著者の詩作品中、完全な形で残された2作品のうちの一。邦題は「アフロディテへの祷歌」ともする。
アブサロムとアキトフェル【Absalom and Achitophel】
ドライデンによる詩。1681年発表。当時の英国の王位継承を巡る政治状況を巧みに風刺した作品。
アボッツフォード‐ハウス【Abbotsford House】
英国スコットランド南東部の町メルローズにある大邸宅。スコットランドを代表する詩人・小説家、ウォルター=スコットが20年間暮らした。現在は記念館として公開され、9000冊の蔵書や武具コレクションな...
あまのかるも【海人の刈藻】
平安末期から鎌倉初期にかけて成立した物語。4巻。作者不詳。権大納言と藤壺の女御との悲恋を描く。 大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)の歌集。明治3年(1870)発表。閑雅な詩境が平明に歌われている。