ぎだゆう‐かたり【義太夫語り】
義太夫節を語るのを職業としている人。太夫(たゆう)。
ぎだゆう‐ぶし【義太夫節】
浄瑠璃の流派の一。貞享年間(1684〜1688)に竹本義太夫が始め、のち竹本・豊竹二派に分かれた。物語の筋、せりふに三味線の伴奏で節をつけ語るもので、操り人形劇と結びついて発達。非常に流行したた...
くち‐おも【口重】
[名・形動] 1 ゆっくりと話すこと。また、そのさま。「—に真相を語る」⇔口軽(くちがる)。 2 軽々しくものを言わないこと。また、そのさま。⇔口軽(くちがる)。
くち‐がたり【口語り】
1 浄瑠璃や歌などを三味線なしに語ったり歌ったりすること。 2 義太夫節の一段を口(くち)・中(なか)・切(きり)と分けたとき、口または中の部分を語る太夫。端場(はば)語り。→切り語り
くち‐ず‐から【口ずから】
[副]その人自身の口で。自分の言葉で。「—語る所によれば」〈荷風・つゆのあとさき〉
くち‐ど【口疾】
[名・形動]「口早(くちばや)1」に同じ。「友に会い堅く手握り—に語る」〈啄木・一握の砂〉
くち‐よせ【口寄せ】
[名](スル)生者または死者の霊や神霊を呼び寄せ、その意思を言葉で語ること。また、それをする人。東北地方のいたこ、奄美(あまみ)・沖縄のゆたなど。
くり‐あげ【繰(り)上げ】
1 繰り上げること。⇔繰り下げ。 2 足し算で、上のけたに数を繰り入れること。 3 義太夫節で、音を高めて強く語る節回し。 4 歌舞伎で、問答や口論の末に、両方掛け合いで、「さあさあさあ」と調子...
く・る【繰る】
[動ラ五(四)] 1 細長い物を、順に引き出して物に巻きつけたり、端から順に手元に引いてまとめたりする。たぐる。「まゆから糸を—・る」「すばやく釣り糸を—・る」 2 送り動かして移動させる。「雨...
グループ‐ルビ
《(和)group+ruby》ルビの付け方の一種。複数の文字全体の読みとしてルビを付けるやり方。「昨日」「五月雨」「紐育」の場合は、全体に均等に「きのう」「さみだれ」「ニューヨーク」とルビを付け...