まっしせいこう‐たん【末子成功譚】
説話の類型の一。兄弟間での争いに末の子が勝つ、またはそれぞれ難題に挑んで末の子だけが成功する話。海幸山幸、八上比売(やかみひめ)の神話などにみられる。
マルキリガラ【Mulkirigala】
スリランカ南部の町タンガッラの北郊にある村。石窟寺院があることで有名。3世紀頃の創建とされ、18世紀、キャンディ王国の時代に現在の姿になった。岩山を刳(く)りぬいた石窟には涅槃(ねはん)像や仏教...
みけん‐じゃく【眉間尺】
古代中国の説話中の勇士のあだ名。身長が高く、顔が大きく、両眉の間が1尺もあったところからいう。春秋時代の伍子胥(ごししょ)や、刀剣の名工干将(かんしょう)の子をいう。転じて、眉間の広いことや、その人。
みたて‐え【見立絵】
物語や故事・説話などに取材しながら、人物・風俗や場面設定などを当世風にして描いた絵画。特に浮世絵に多い。
みわやま‐でんせつ【三輪山伝説】
古事記にみえる、三輪山にまつわる神婚説話。活玉依毘売(いくたまよりびめ)のもとに夜ごと男が訪ねて姫は身ごもる。男の素性を怪しんだ両親は、姫に糸を通した針を男の衣の裾に刺させ、翌朝その糸をたどると...
みんかん‐せつわ【民間説話】
民間に口伝えで伝承されてきた説話。民話。民譚(みんだん)。
みん‐だん【民譚】
民間説話。民話。
みん‐わ【民話】
民衆の生活の中から生まれ、民衆によって口から口へと伝えられてきた説話。昔話・伝説など。民間説話。民譚(みんだん)。
むかわ・る
[動ラ四]《動詞「向(む)かう」から派生した語。向き合う位置になる意》 1 まわりまわって報いがくる。「いくほどもなく身の上に—・りにきと思へば」〈平家・二〉 2 相当する。「田を作れば、この一...
もて‐ゆ・く【持て行く】
[動カ四] 1 持って行く。持参する。「薄色の衣の表を解きて…愛宕(おたぎ)に—・きて」〈古本説話集・上〉 2 (他の動詞の連用形に付いて)しだいに…していく。「やうやう赤み—・くも、なかなか色...