こつじき‐ちょう【乞食調】
雅楽の調子の一。太食(たいしき)調の枝(えだ)調子で、平調(ひょうじょう)(ホ音)を主音とする呂調音階のもの。器食(きしき)調。
こん‐ちょう【根調】
ある考えや作品などの奥に流れていて、そのもとになっている傾向。基調。「この感情には自分を岡田の地位に置きたいということが—をなしている」〈鴎外・雁〉
ごしち‐ちょう【五七調】
和歌・韻文・詩などで、5音句・7音句の順に繰り返す形式。また、それによって生じる韻律。短歌では第2句・第4句で切れるもの。万葉集に多い。→七五調
ご‐ちょう【五調】
「五調子」の略。
ご‐ちょう【語調】
1 話すときの言葉の調子。言葉つき。「—を和らげる」 2 話すときの声の高さの変動。イントネーション。また、アクセント。
さい‐ちょう【再調】
[名](スル)調べなおすこと。再調査。「—した結果」
さく‐ちょう【作調】
1 美術作品のできぐあい。 2 邦楽で、三味線の曲に合わせる囃子(笛・小鼓・大鼓・太鼓など)の奏法を定めること。また、和太鼓の曲を作ることをもいう。
さだ‐ちょう【沙陀調】
雅楽の調子の一。壱越(いちこつ)を主音とする呂(りょ)調で、のちに壱越調に編入。
しき‐ちょう【色調】
色の濃淡・明暗・強弱などのぐあい。色合い。「落ち着いた—の服」
しだい‐ふちょう【四大不調】
仏語。四大の調和がくずれ、病気になること。僧の病気にいう。