だいすうてきせいすうろん【代数的整数論】
数学者、高木貞治の著作。昭和23年(1948)刊行。代数的整数論の一般論と類体論を解説する。
だいすうてき‐せいすうろん【代数的整数論】
整数論の諸問題を代数学的な手法を用いて研究する数学の一分野。ディオファントスに始まり、フェルマ、ガウス、ディリクレ、ヒルベルトらが同分野の進展に大きく寄与した。代数的数論。 [補説]書名別項。→...
だいちどろん【大智度論】
「大品(だいほん)般若経」の注釈書。100巻。竜樹著と伝えられる。鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。仏教の百科全書的な書。智度論。大論。
だいとうあせんそうこうていろん【大東亜戦争肯定論】
林房雄による評論。雑誌「中央公論」に昭和38年(1963)から昭和40年(1965)にかけて連載。単行本は昭和39年(1964)、昭和40年(1965)に正続2冊を刊行。
だい‐とういつりろん【大統一理論】
素粒子の基本的な相互作用である電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用を統一的に記述する理論。ゲージ理論を土台にして作られた。この理論から陽子崩壊や宇宙初期におけるモノポールの生成が予言されてい...
ダイナモ‐りろん【ダイナモ理論】
地磁気の原因に関する最も有力な学説。地球の外核をなす鉄などからなる流体の対流運動による発電作用で電流が誘起され、磁場が生じるというもの。
だいびばしゃろん【大毘婆沙論】
小乗論書。唐の玄奘(げんじょう)訳。200巻。「発智論(ほっちろん)」の注釈書で、小乗の教理の集大成ともいうべき書。阿毘達磨(あびだつま)大毘婆沙論。婆沙論。婆沙。
だえん‐の‐りろん【楕円の理論】
大平正芳が唱えた政治理念。国や社会は中心が1つの円でなく、2つの焦点2を持つ楕円のような在り方だと安定するとした。保守・革新、タカ派・ハト派など、対立する思潮がともに牽制しつつ共存することで、全...
だらくろん【堕落論】
坂口安吾による評論。昭和21年(1946)4月、雑誌「新潮」に発表。翌年刊行。敗戦直後の日本人に「生きよ堕ちよ」と語りかけ、精神の再構築を説いた。
だん‐ろん【談論】
[名](スル)談話と議論。また、互いに意見を述べて話し合うこと。「学友と—して深更に及ぶ」