ぼろ【梵論/暮露】
半僧半俗の物乞いの一種。鎌倉末期に発生。室町時代には尺八を吹いて物を乞う薦僧(こもそう)が現れ、のちの虚無僧(こむそう)はこの流れという。梵論字(ぼろんじ)。梵論梵論(ぼろぼろ)。
ぼろ‐ぼろ【梵論梵論/暮露暮露】
「ぼろ(梵論)」に同じ。「—多く集まりて、九品(くほん)の念仏を申しけるに」〈徒然・一一五〉
まく‐うちゅうろん【膜宇宙論】
⇒ブレーン宇宙論
マクスウェル‐の‐でんじりろん【マクスウェルの電磁理論】
ファラデーの電磁場の理論をマクスウェルが四つの微分方程式にまとめた古典電磁気学の理論。この理論から電磁波の存在が予言され、光が電磁波であることが導かれた。
まちあわせ‐りろん【待(ち)合(わ)せ理論】
⇒待ち行列理論
まちぎょうれつ‐りろん【待(ち)行列理論】
応用数学、特にオペレーションズリサーチの分野において、限られた窓口や受付場所に、顧客が並んで行列をつくるような場合に、その待ち時間や混雑のようすを数学的に解析する理論。電気通信分野のトラフィック...
みしまゆきおろん【三島由紀夫論】
磯田光一の評論。昭和35年(1960)、第3回群像新人賞の最終候補作となり、「群像」10月号に掲載された文壇デビュー作。
みずかけ‐ろん【水掛(け)論】
両者が互いに自説にこだわって、いつまでも争うこと。また、その議論。互いに自分の田に水を引こうと争うことからとも、水の掛け合いのように勝敗の決め手のない論争の意からともいう。
みず‐ろん【水論】
「すいろん(水論)」に同じ。「村々—のありし時」〈浮・諸国ばなし・二〉
みんけん‐ろん【民権論】
個人や国民の自由・権利の確立こそが国権を確保するための前提であるとする思想。明治前期に唱えられたが、やがて国権論に圧倒された。