じっ‐たい【集諦】
仏語。四諦(したい)の一。苦の原因は愛執の念であるということ。
せ‐たい【世諦】
「俗諦(ぞくたい)」に同じ。
ぞく‐たい【俗諦】
仏語。世間一般で認められる真実。世間の道理。浄土真宗では王法や世俗の仁義をいう。世諦。⇔真諦。
たい【帝/諦】
〈帝〉⇒てい 〈諦〉⇒てい
だいいちぎ‐たい【第一義諦】
仏語。世俗を超えた究極的な真理。涅槃(ねはん)・真如(しんにょ)・実相など。真諦。勝義諦。
ちゅう‐たい【中諦】
仏語。天台宗で説く三諦の一。すべての存在は一面的ではなく、言葉や思慮の対象を超えた中正絶対なものであると説く。
てい【諦】
[常用漢字] [音]テイ(漢) タイ(呉) [訓]あきらめる 〈テイ〉 1 明らかにする。「諦視」 2 締めくくり。まとめ。「要諦」 3 あきらめる。「諦観・諦念」 〈タイ〉仏教で、悟り。真...
どう‐たい【道諦】
仏語。四諦の一。煩悩を滅して涅槃(ねはん)に至るために正しい修行を行わねばならないという真理。八正道(はっしょうどう)を内容とする。
に‐たい【二諦】
仏語。真諦(しんたい)と俗諦(ぞくたい)のこと。
みょう‐てい【妙諦】
すぐれた真理。そのものの真価。神髄。みょうたい。「お金の有り難味の、その本来の—は」〈百閒・百鬼園随筆〉