あっかん‐しょうせつ【悪漢小説】
《picaresque novel/(スペイン)novela picaresca》16世紀、スペインにおこった小説の一形式。下層階級出身で悪知恵に富む主人公の体験や生活を、諧謔(かいぎゃく)と風...
かい【諧】
[常用漢字] [音]カイ(漢) 1 調和する。やわらぐ。「諧声・諧調・諧和/和諧」 2 冗談。ユーモア。「諧謔(かいぎゃく)/俳諧」 [名のり]なリ・ゆき
かい‐かい【詼諧】
こっけいな言動をしてふざけること。おどけ。諧謔(かいぎゃく)。「目前の滑稽に、僕が拙作の—を潤色なしたれば」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
カプリッチョ【(イタリア)capriccio】
《気まぐれの意》形式にとらわれない、快活で諧謔(かいぎゃく)的な楽曲。狂想曲。奇想曲。カプリッチオ。
きょう‐ぶん【狂文】
江戸中期、狂歌に対して起こり、明治初期まで行われた、諧謔(かいぎゃく)・風刺を主とする戯文。
ぎゃく【謔】
[音]ギャク(慣) キャク(漢) [訓]たわむれる おどける。たわむれる。たわむれ。「諧謔(かいぎゃく)」
スケルツァンド【(イタリア)scherzando】
音楽の発想標語の一。「諧謔(かいぎゃく)的に」の意。
スケルツォ【(イタリア)scherzo】
急速な三拍子の器楽曲。快活でおどけた感じが特徴。しばしばソナタや交響曲の一楽章に用いられる。諧謔曲(かいぎゃくきょく)。
ユーモア【humor】
人の心を和ませるようなおかしみ。上品で、笑いを誘うしゃれ。諧謔(かいぎゃく)。「—に富んだ会話」「—の通じない人」「ブラック—」
ろう・する【弄する】
[動サ変][文]ろう・す[サ変]《古くは「ろうず」とも》 1 もてあそぶ。思うままに操る。「策を—・する」「諧謔(かいぎゃく)を—・する」 2 あざける。からかう。なぶりものにする。「—・じて(...