くさ‐とべら【草海桐花】
クサトベラ科の常緑低木。小笠原諸島、種子島(たねがしま)以南の海岸に生え、高さ1〜4メートル。葉は倒卵形で先が丸く、枝先に集まって互生する。夏、黄色の花が集まって咲く。やぎそう。
くさびら‐いし【草片石/石芝】
花虫綱クサビライシ科の腔腸(こうちょう)動物。単体のイシサンゴ。楕円形で、長径約20センチ。上面は薄いひだが放射状に並びキノコの傘の裏側に似る。小笠原諸島、奄美群島以南の珊瑚礁(さんごしょう)に...
くさや
ムロアジなどを腹開きにし、魚の内臓などを塩漬け発酵させた液につけたあと日干しにした干物。焼くと独特の臭気がある。伊豆諸島の特産。
クスクス【cuscus】
有袋目クスクス科の哺乳類の総称。猫大で、外形は原始的な猿類に似る。夜行性。樹上で暮らし、長い尾を枝に巻きつけて体を支える。足の第2指と3指が癒合しているところから「ゆびむすび」ともよぶ。7種がオ...
くちのえらぶ‐じま【口永良部島】
鹿児島県、大隅(おおすみ)諸島の一島。屋久島の北西にある火山島で、標高600メートルの新岳は活火山。面積38平方キロメートル。屋久島国立公園に属する。
クック‐しょとう【クック諸島】
《Cook Islands》南太平洋、ポリネシア南部にある島国。北部7島、南部8島からなる。首都は南クック諸島、ラロトンガ島のアバルア。1773年にJ=クックが訪れた。その後、英保護領となったが...
くにが‐かいがん【国賀海岸】
島根県隠岐(おき)諸島島前(どうぜん)の北西部にある約13キロメートルの海岸。隠岐郡西ノ島町北西の外海に面した景勝地。高さ258メートルの海食による断崖摩天(まてん)崖を代表として、浸食岩の通天...
くの‐みさき【久野岬】
南極大陸の南極半島西岸、ビスコー諸島のワトキンス島にある岬。ベリングスハウゼン海に浮かぶ同島南西端に位置する。名称は、人体の発汗現象の研究で知られる日本の生理学者久野寧(くのやす)にちなむ。
くびれ‐づた【括れ蔦】
イワヅタ科の緑藻植物。岩の上に匍匐茎(ほふくけい)が伸び、枝分かれした茎に球状の葉片部が多数つく。南西諸島の浅海に分布。沖縄では食用として養殖もされる。葉片部の形状から、海ぶどうとも呼ばれる。
クベバ【(ラテン)cubeba】
コショウ科の蔓(つる)植物。インドネシア諸島で栽培され、果実は辛みと芳香があり、薬用。ジャワ長胡椒(ながこしょう)。畢澄茄(ひっちょうか)。