かい‐わり【貝割(り)/卵割(り)/穎割(り)】
《貝や卵を二つに割って開いた形の意》 1 アジ科の海水魚。全長約30センチ。体高が高く、著しく卵円形に側扁する。南日本に産し、底引網で漁獲され、美味。ひらあじ。おきあじ。 2 「貝割り菜」に同じ...
かいわり‐な【貝割(り)菜】
ダイコンやカブの芽生え。種子の殻を割って双葉が出てきたもの。食用。《季 秋》「ひらひらと月光降りぬ—/茅舎」
かいわり‐ば【貝割(り)葉】
発芽したばかりの、二枚貝が開いたようにみえる双葉。
かい‐われ【貝割れ/穎割れ】
貝割り菜のこと。また、貝割れ大根の略。
かいわれ‐だいこん【貝割れ大根】
大根の種子から発芽して双葉が出たもの。辛みがあり、サラダや料理のつまにする。
貝(かい)を作(つく)・る
《泣くとき、ハマグリのように口をへの字形にするところから》泣きだしそうな顔をする。べそをかく。「—・るもいとほしながら」〈源・明石〉
はは‐くり【貝母】
アミガサユリの別名。ばいも。
ばい【貝/蛽/海蠃】
1 エゾバイ科の巻き貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は紡錘形で、殻高6センチくらい。殻表は火炎状および点状の褐色斑紋があり、厚い黄褐色の殻皮をかぶる。北海道南部から南に分布。肉は食用、殻はばいごま・...
ばい【貝】
[音]バイ(慣) [訓]かい [学習漢字]1年 〈バイ〉 1 かい。「貝貨」 2 巻き貝の一種。バイ。「貝独楽(ばいごま・べいごま)」 3 貝多羅葉(ばいたらよう)のこと。「貝葉」 〈かい(...
ばい‐うち【貝打ち/海蠃打ち】
《「ばい」は「ばいごま」の略》子供の遊びの一。空き箱などにござを敷いてくぼみをつけ、互いにばいごまを回して入れ、相手のこまをはじき出して勝負を争う。ばいまわし。《季 秋》「—や灯ともり給ふ観世音...