あおい‐がい【葵貝】
アオイガイ科のタコ。温・熱帯の海洋を浮遊する。雌は貝殻をもち、殻は扁平で直径10〜25センチ、白色で放射状のひだがある。雄は体長約1.5センチで、殻をつくらない。かいだこ。
あお‐がい【青貝】
1 螺鈿(らでん)の材料に用いる貝。ヤコウガイ・オウムガイ・アワビなど。また、それらの貝殻を用いた細工。 2 ユキノカサガイ科の巻き貝。海岸の岩礁にすむ。貝殻は楕円形の笠形で、殻径約3センチ。表...
あか‐がい【赤貝】
1 フネガイ科の二枚貝。内湾の泥底にすむ。貝殻は厚く膨らみ、殻長12センチくらい。殻表には42本ほどの放射肋(ほうしゃろく)があり、黒褐色の毛状の殻皮で覆われる。肉は赤く、すし種などにする。きさ...
あきた‐がい【秋田貝】
ホタテガイの別名。
あげ‐がい【揚貝】
戦場の本陣で、軍勢引き揚げの合図として吹かれる法螺貝(ほらがい)。
あげまき‐がい【揚巻貝】
ナタマメガイ科の二枚貝。貝殻は長方形で、殻長約10センチ、殻高約3センチで、両端は少し開き、殻表には黄褐色の殻皮をかぶる。有明海の泥底に多く、食用。ちんだがい。
あこや‐がい【阿古屋貝】
《知多半島の阿古屋の浜で多くとれたところから》ウグイスガイ科の二枚貝。貝殻はほぼ方形で、殻長約9センチ。内面は真珠色の光沢がある。養殖真珠の母貝とする。本州中部以南に広く分布し、奄美(あまみ)大...
あさがお‐がい【朝顔貝】
アサガオガイ科の巻き貝。殻高約2センチ。貝殻はカタツムリ形でごく薄く、紫色。足から粘液を分泌して泡状の浮き袋とし、海上を浮遊。クラゲを食べる。
あずまにしき‐がい【東錦貝】
イタヤガイ科の二枚貝。潮間帯から水深20メートルまでの岩石に足糸で着生する。貝殻はホタテガイに似た形で、殻長7センチくらい。色は赤・紫など。殻表には大小の放射状の肋(ろく)がある。食用。あかざらがい。
あくき‐がい【悪鬼貝】
⇒あっきがい(悪鬼貝)