かんとう‐い【貫頭衣】
布の中央に穴をあけ、そこに頭を通して着る、原始的な形の衣服。
かん‐どう【貫道】
道を貫くこと。また、諸道の根本精神を貫くこと。「雪舟の絵における、利久が茶における、其の—する物は一(いつ)なり」〈笈の小文〉
かん‐にゅう【貫乳】
陶磁器の釉(うわぐすり)の表面に、焼き加減でできた細かなひび。陶磁器鑑定のとき重視される。乳(にゅう)。貫入。
かん‐にゅう【貫入】
[名](スル) 1 貫いて入ること。また、突き抜いて入れること。 2 マグマが地層や岩石内に入り込んで固まり、新しい火成岩体をつくること。 3 ⇒貫乳(かんにゅう)
かんにゅう‐がん【貫入岩】
マグマが地殻中に貫入してできた火成岩。深成岩が多いが、半深成岩もある。迸入岩(へいにゅうがん)。
かんにゅう‐しけん【貫入試験】
地盤の堅さを知るために、土中に金属棒を差し込み、その抵抗力を測定する調査。
かん‐ぬ‐き【閂/貫木】
1 《「かん(貫)のき(木)」の音変化という》門の扉が開かないようにする横木。左右の扉の内側につけた金具に差し通して使う。 2 相撲の手の一。もろ差しになった相手の両腕を上から抱え込んで絞り上げ...
かん‐のう【貫納】
米の代わりに銭貨をもって年貢を納めること。
かん‐め【貫目】
1 「貫(かん)1」に同じ。「体重が一五—になる」 2 物の重さ。目方。「小包の—を量る」 3 身に備わった威厳。貫禄。「芸者の位も上り—もついた」〈荷風・腕くらべ〉
かんめ‐あらためしょ【貫目改所】
江戸幕府が、街道往来の荷物の重量を検査するためにおいた役所。東海道の品川・駿府(すんぷ)・草津、中山道の板橋・洗馬(せば)などに設置。