ひかり‐ピンセット【光ピンセット】
強力なレーザーを用いて微粒子を捕捉・移動する技術または装置。レーザーの焦点近傍に電場の勾配が生じ、誘電体と見なせる微粒子に対し、焦点に引き寄せられる力がはたらく原理を利用する。扱える微粒子の大き...
ひがい【鰉】
コイ科の淡水魚。全長約15センチ。体は細長く、暗褐色で小黒斑が散在。短い口ひげが一対ある。湖沼・河川の砂礫(されき)底にすみ、二枚貝に産卵する。本州中部以西に分布したが、関東・東北地方にも広がる...
ひがんせんせい【彼岸先生】
島田雅彦の長編小説。夏目漱石の「こゝろ」を下敷きに、「ぼく」と「先生」の奇妙な交流を描く。「海燕」誌に平成2年(1990)から平成3年(1991)にかけて連載、単行本は平成4年(1992)年に刊...
ひがんばながさくしま【彼岸花が咲く島】
李琴峰の小説。令和3年(2021)発表。第165回芥川賞受賞。
ひきあて‐きん【引当金】
企業会計で、将来の特定の費用または損失の発生を合理的に見積もることができる場合に、当期の費用または損失として計上する貸方項目の金額。賞与引当金・退職給与引当金・修繕引当金など。
ひきしおのとき【引き潮のとき】
眉村卓のSF小説。司政官と呼ばれるエリート官僚が、ロボット官僚の上に立ち惑星を統治する世界を描く長編。昭和63年(1988)から平成7年(1995)にかけて全5巻を刊行。第27回星雲賞受賞。
ひぐらしのき【蜩ノ記】
葉室麟(はむろりん)の小説。架空の藩、豊後羽根藩を舞台とした時代小説。平成23年(2011)刊行。同年、第146回直木賞受賞。
ひごのいしく【肥後の石工】
今西祐行の児童文学作品。江戸時代に実在した石工、岩永三五郎をモデルとする。昭和40年(1965)刊行。昭和41年(1966)第6回日本児童文学者協会賞受賞。
ひたくれない【ひたくれなゐ】
斎藤史の歌集。昭和51年(1976)刊行。翌年、第11回迢空(ちょうくう)賞受賞。
ひたちぼうかいそん【常陸坊海尊】
秋元松代の戯曲。昭和35年(1960)にラジオドラマとして放送され、第15回芸術祭賞ラジオ部門芸術祭奨励賞を受賞。戯曲として加筆修正し、昭和39年(1964)に「マニラ瑞穂記」とあわせて刊行。第...