あづちおうかんき【安土往還記】
辻邦生の小説。昭和43年(1968)刊。織田信長を主人公とする長編歴史小説。昭和44年(1969)、第19回芸術選奨受賞。
あて‐もの【当て物】
1 隠してある物を言い当てること。 2 駄菓子屋などで売られている懸賞付きのくじ。 3 物を切ったり打ったりするときにあてがうもの。 4 射芸の一。草木の葉や貝などを的にして射当てるもの。「この...
あ・てる【当てる/充てる/宛てる】
[動タ下一][文]あ・つ[タ下二] 1 あるものを他のものに触れるようにする。直面させる。 ㋐ある物にぶつける。「ボールを頭に—・てる」「的に—・てる」 ㋑光・熱・風などに触れさせる。さらす。「...
アトラスでんせつ【アトラス伝説】
井出孫六の歴史小説。明治初期の清国への地図密売事件と、川上冬崖の死を題材とする。昭和49年(1974)刊。同年、第72回直木賞受賞。
アドバード【アド・バード】
椎名誠の小説。廃墟となった未来都市で父親を探す少年たちの冒険を描く。「すばる」誌に昭和62年(1987)から平成元年(1989)にかけて連載。単行本は平成2年(1990)刊。同年、第11回日本S...
アナグリフ【anaglyph】
1 立体感のある浅い浮き彫りを施したもの。カメオなどの装飾品に用いられる。 2 立体的な映像を得るための方式の一。両眼による視差の原理を応用し、左右で異なる角度から撮影された映像を赤と青のフィル...
アニマルロジック【アニマル・ロジック】
山田詠美の長編小説。平成8年(1996)刊。第24回泉鏡花文学賞受賞。
アニー‐しょう【アニー賞】
《Annie Award》国際アニメーション映画協会が、優れたアニメーション作品・監督・声優などを選んで授与する賞。1972年創設。アニメーション界のアカデミー賞ともいわれる。
アネモネ【(ラテン)Anemone】
キンポウゲ科の多年草。高さ15〜20センチ。葉は羽状複葉。早春に一つの球根から数本の茎が出て、先に1個ずつ花をつける。花は一重と八重とがあり、色も赤・白・桃・紫など多様。地中海沿岸地方の原産で、...
あのひこのひ【あの日この日】
尾崎一雄の私小説。著者が人生の師と仰ぐ志賀直哉や、同世代の作家達との交流を描いた文学回想録。昭和50年(1975)刊。同年、第28回野間文芸賞受賞。