しず‐の‐や【賤の屋】
身分の低い人の住む家。「あやしき—も雪にみな面隠(おもかく)しして」〈枕・三〇二〉
しずはたおび【賤機帯】
歌舞伎舞踊。 一中節。本名題「峰雲(おのえのくも)賤機帯」。壕越二三治作詩、宮崎忠五郎作曲。宝暦元年(1751)江戸森田座で初演。謡曲の「隅田川」「班女(はんじょ)」「桜川」に取材したもの。 ...
しずはた‐やき【賤機焼】
駿河国の賤機山麓で産した陶器。寛永(1624〜1644)のころの創始で、交趾(コーチ)焼風。糸底に「賤機」の印が押してある。
しずはた‐やま【賤機山】
静岡市北部の山。麓に浅間(せんげん)神社がある。標高171メートル。
せん【賤】
[音]セン(漢) [訓]いやしい しず いやしむ 1 身分が低い。いやしい。「貴賤・下賤(げせん)・卑賤・貧賤」 2 さげすむ。いやしむ。「賤称」 3 自分をけんそんしていう語。「賤妾(せんしょ...
せん‐えき【賤役】
いやしい仕事。いやしい役務。
せん‐ぎょう【賤業】
いやしい職業。
せんぎょう‐ふ【賤業婦】
売春婦。醜業婦。
せん‐しょう【賤称】
相手をさげすんで呼ぶ称。
せん‐じょ【賤女】
いやしい女。しずのめ。