あかかぶけんじ【赤かぶ検事】
和久峻三による推理小説のシリーズ名。赤かぶ検事こと柊茂が活躍する法廷ミステリー。第1作「疑わしきは罰せよ」は昭和51年(1976)の刊行。シリーズ作品は100作を超える。映像化作品も多い。
あかかみ‐あり【赤噛蟻】
アリ科の昆虫。体長は働きアリで約3〜5ミリ。体は赤褐色、頭部は褐色。攻撃性が強く、腹部の毒針で刺されると激しい痛みがある。米国南部から中米にかけて分布。日本では特定外来生物の一。
あか‐がい【赤貝】
1 フネガイ科の二枚貝。内湾の泥底にすむ。貝殻は厚く膨らみ、殻長12センチくらい。殻表には42本ほどの放射肋(ほうしゃろく)があり、黒褐色の毛状の殻皮で覆われる。肉は赤く、すし種などにする。きさ...
あか‐がえる【赤蛙】
1 アカガエル科の両生類。体長4〜7センチ。背面は赤褐色で、目の後方からのびて体側を走る一対の背側線はほとんど曲がらない。日本のカエル類では最も早い2月ごろに産卵。本州・四国・九州の平地に分布。...
あかがえる【赤蛙】
島木健作の短編小説。昭和21年(1946)「人間」誌の創刊号に掲載。前年に結核で没した著者の遺作。自らの時代への抵抗と挫折を、急流に押し流される赤蛙の姿に重ね合わせた心境小説。
あかがき‐げんぞう【赤垣源蔵】
赤穂義士の赤埴(あかばね)源蔵の、講談・浪曲・歌舞伎などにおける名。
あか‐がさ【赤瘡】
麻疹(はしか)の古名。あかもがさ。「日頃—よりして…いみじう弱らせ給へるに」〈栄花・楚王の夢〉
あか‐がし【赤樫】
ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地に生える。葉は楕円形。材は赤色で堅く、船具・農具に用いる。かたぎ。おおがし。おおばがし。くまかし。
あか‐がしら【赤頭】
1 能楽や歌舞伎で使うかつらの一。赤毛で長く、獅子(しし)・猩々(しょうじょう)などに使う。→黒頭(くろがしら) →白頭(しろがしら) 2 赤茶けた頭髪。「—の子どもを」〈浮・男色大鑑・八〉 3...
あかがしら‐からすばと【赤頭烏鳩】
ハト科の鳥。全長約40センチ。全身黒色で緑色の光沢があり、頭部は赤褐色。小笠原諸島にのみ分布するが、しだいに数が減り絶滅に瀕(ひん)している。天然記念物。