いが‐ごえ【伊賀越】
奈良時代以来の街道。大和から山城の笠置(かさぎ)を経て、伊賀の柘植(つげ)に出、鈴鹿関に至る官道の称。 「伊賀越道中双六」の通称。
いち‐こつ【壱越】
日本音楽の十二律の一。十二律の基音で、中国の十二律の黄鐘(こうしょう)、洋楽のニ音にあたる。
いわ‐こす【岩越】
琴柱(ことじ)の上部にある、弦をのせる溝。越柱(こしじ)。
う‐えつ【羽越】
出羽(でわ)国と越(こし)国。今の秋田・山形・新潟・富山・福井の諸県にあたる。
うち‐こし【打(ち)越し】
1 連歌・連句で、付句の前々句のこと。付句をする場合、この句と題材、趣向が似ることを嫌う。 2 (1をしゃれて用いて)次の宿で休まず、その先の宿まで行くこと。「ふた川まで—だがいいか」〈滑・膝栗...
えち【越】
⇒えつ
えつ【粤】
(「越」とも書く)中国南部、現在の浙江(せっこう)省以南からベトナム北部にかけて住んでいた南方系の民族。また、その国。 中国広東(カントン)省の異称。
えつ【越】
中国、春秋時代の列国の一。都は会稽(かいけい)。前473年、呉を滅ぼして北上、中原に覇を唱えたが、前334年、楚(そ)に滅ぼされた。 中国浙江(せっこう)省の異称。 ⇒えつ(粤)
えつ【越】
[常用漢字] [音]エツ(ヱツ)(漢) オチ(ヲチ)(呉) エチ(ヱチ)(呉) [訓]こす こえる 〈エツ〉 1 ある所・時の境をこえる。「越境・越冬・越年」 2 物事の範囲・程度をこえる。「...
おうさか‐ごえ【逢坂越】
三重県の伊勢市と志摩市との境にある峠。逢坂峠。また、そこを越えること。