おも‐ぶ・く【赴く/趣く】
[動カ四]「おもむく」に同じ。「薬をもて忽(すみや)かに—・かしむ」〈大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点〉 [動カ下二]「おもむく」に同じ。「民(おほむたから)を導く本(もと)は、教へ—・くる...
おも‐むき【趣】
1 そのものが感じさせる風情。しみじみとした味わい。「冬枯れの景色も—がある」 2 全体から感じられるようす・ありさま。「異国的な—のある街」「大陸とは—を異にした文化」 3 言おうとしているこ...
おも‐む・く【赴く/趣く】
《「背(そ)向く」に対して「面(おも)向く」の意》 [動カ五(四)] 1 ある場所・方角に向かって行く。「現場に—・く」 2 物事がある方向・状態に向かう。「心の—・くままに行動する」「病気が...
おも‐むけ【赴け/趣け】
《動詞「おもむく」(下二)の連用形から》ある方向へ向けようとする態度。しむけ。また、意向。おもぶけ。「命に違ひ—に背きて」〈常陸風土記〉
しゅ【趣】
仏語。衆生(しゅじょう)が自己のつくった業(ごう)によっておもむく世界。六趣。
しゅ【趣】
[常用漢字] [音]シュ(漢) [訓]おもむき おもむく 1 心の向かうところ。めざすところ。考え。「趣意・趣向・趣旨/意趣」 2 おもむき。あじわい。「趣味/雅趣・興趣・詩趣・情趣・風趣・妙趣...
しゅ‐い【趣意】
物事をなすときの考えやねらい。また、言わんとする意味。趣旨。「会合の—を説明する」「学問の—を記して…一冊を綴りしかば」〈福沢・学問のすゝめ〉
しゅい‐しょ【趣意書】
物事を行おうとする際に、その趣旨を書き記した文書。
しゅ‐こう【趣向】
[名](スル) 1 おもむき。意向。趣意。「いつもとは—の異なるパーティー」 2 味わいやおもしろみが出るように工夫すること。また、その工夫。「—を凝(こ)らす」「夫れから袴の股立を取て進退に都...
しゅ‐し【趣旨】
1 事を行うにあたっての、もとにある考えや主なねらい。趣意。「会社設立の—を述べる」 2 文章や話などで、言おうとする事柄。趣意。「話の—が伝わらない」