いぬ‐がんそく【犬雁足】
コウヤワラビ科のシダ。山地に生え、根茎は太く横にはう。栄養葉は長さ約1メートル。胞子葉は秋に出て短く、葉身は退化している。
いぼ‐あし【疣足】
1 ゴカイ類の歩行器官。各体節の両側に一対ずつあり、剛毛の束をもつ。この下方に排泄口(はいせつこう)をもつものもある。 2 ナマコの背にある、とげ状の突起。
うかがい‐あし【窺ひ足】
抜き足差し足でこっそり歩くこと。忍び足。「表の方には六蔵が戻りかかって、—」〈浄・矢口渡〉
うき‐あし【浮(き)足】
1 つま先だけが地面につき、かかとが上がっている状態。相撲などでもいう。「砂でざらざらする青畳の上を—で歩きながら」〈秋声・足迹〉 2 落ち着かないさま。逃げ足・逃げ腰となること。「一家が総て—...
うしろ‐あし【後ろ足】
1 「後足(あとあし)」に同じ。 2 きびすを返して、逃げようとすること。「国々の兵どもに向かって—をも踏み」〈盛衰記・四一〉
うま‐の‐あし【馬の足/馬の脚】
歌舞伎で、馬の脚の役のこと。張り子の馬を二人でかぶって、前脚と後脚になる。下級の役者がつとめるところから、下級俳優やへたな役者の称としても用いる。
うれ‐あし【売れ足】
売れ行きの早さ。売れ行きの度合い。「不況で—が鈍る」
えり‐あし【襟足/領脚】
首筋の髪の毛の生え際。
えん‐そく【遠足】
[名](スル) 1 学校で、運動や見学を目的として、教師の引率で行う日帰りの小旅行。《季 春》 2 遠い所まで出かけること。「家弟をつれて多摩川の方へ—したときに」〈独歩・武蔵野〉
えんまん‐ぐそく【円満具足】
[名](スル)すべて欠けるところなく備わっていること。完全無欠。「—した人格」