ふみ‐ぎ【踏(み)木】
機織り機の、縦糸を上下させるため足で踏む板。まねき。
ふみ‐くく・む【踏み含む】
[動マ五(四)]《「ふみくぐむ」とも》衣や袴(はかま)などを足で踏むほどに裾長(すそなが)に着る。「蹴出しの浅黄を—・み其の紅を捌きながら」〈鏡花・日本橋〉
ふみ‐くわ【踏み鍬】
《「ふみぐわ」とも》鍬頭を足で踏んで刃を土に突きさし、柄を押し倒して田畑の土を起こす鍬。ふんぐわ。
ふみ‐ぐるま【踏(み)車】
足踏み式の小形の水車。柄杓(ひしゃく)形の羽根で水を汲み上げ、灌漑用とした。
ふみ‐こ・える【踏(み)越える】
[動ア下一][文]ふみこ・ゆ[ヤ下二] 1 踏んで越える。踏みしめて通り過ぎる。「難所を—・えて行く」 2 ある範囲の外に出る。境界を越える。「法を—・えた行動」 3 困難などに打ちかって進む。...
ふみ‐こし【踏(み)越し】
相撲で、思わず足を土俵の外に出すこと。
ふみ‐こ・す【踏(み)越す】
[動サ五(四)]相撲で、思わず足を土俵の外に出す。「相手の突きをかわしきれずに—・す」
ふみ‐こた・える【踏み堪える】
[動ア下一][文]ふみこた・ふ[ハ下二] 1 足をふんばってこらえる。「土俵際で—・える」 2 逆境の中で、がんばりつづける。「倒産の危機をなんとか—・える」
ふみ‐こみ【踏(み)込み】
1 踏み込むこと。「もう一つ—がたりない」 2 玄関などで、履物を脱いでおく所。 3 歌舞伎舞踊で、左右の足をとんとんと拍子をとって踏みつづけること。ふつう、複数の人物が花道で行う。
ふみこみ‐かす【踏込粕/踏込糟】
板かすまたはばらかすを踏み込み、空気を抜き熟成させたもの。食酢の原料や漬け物の床などにする。押し粕。練り粕。