ほ‐つつじ【穂躑躅】
ツツジ科の落葉低木。山地に自生。葉は菱状倒卵形。7、8月ごろ、枝先に穂状に淡紅白色の小花を多数つける。やまぼうき。
みつば‐つつじ【三葉躑躅】
ツツジ科の落葉低木。関東・中部地方の山地に自生。葉は菱形に近い卵形で、枝先に3枚ずつつく。4、5月ごろ、葉の出る前に紫色の漏斗状の花を横向きに開く。庭木にする。
もち‐つつじ【黐躑躅】
1 ツツジ科の常緑低木。低山地に自生。葉は楕円形で質が薄い。春、紅紫色の漏斗状の花を開き、花びら上面に濃紅色の斑点がある。萼(がく)や花柄には腺毛が多く、粘る。ねばつつじ。 2 襲(かさね)の色...
やしお‐つつじ【八潮躑躅】
1 ツツジ科の落葉低木であるアカヤシオ、シロヤシオなどの総称。本州から四国にかけての深山に自生。細かく枝分かれした先に葉を5枚ずつ輪生状につける。初夏、漏斗形で先の5裂した花が開く。 2 ヨウラ...
やま‐つつじ【山躑躅】
ツツジ科の半落葉低木。山野に生え、葉は楕円形で両面に毛があり、枝先に集まってつく。初夏、朱赤色か紅紫色の漏斗状の花をつける。多くの変種がある。につつじ。《季 春》
ようらく‐つつじ【瓔珞躑躅】
ツツジ科の落葉低木。九州の山地に自生し、楕円形の葉が枝先に集まってつく。5月ごろ、紅紫色で花びらの先が四つに裂けている筒状の花が下向きに咲き、瓔珞に似る。
よどがわ‐つつじ【淀川躑躅】
ツツジの一種。朝鮮半島および対馬に自生するチョウセンヤマツツジの園芸品種。葉は細長く、4、5月ごろ、八重咲きで香りのある紫紅色の花を開く。観賞用。
りゅうきゅう‐つつじ【琉球躑躅】
ツツジ科の常緑小低木。葉はやや細長く、先がとがる。4、5月ごろ、漏斗状の白い花が咲き、花びらの上部内面に緑色の斑点がある。庭園に植えられ、白琉球ともいう。花が紅紫色や八重咲きの品種もある。
れんげ‐つつじ【蓮華躑躅】
ツツジ科の落葉低木。高原に群生。葉は倒披針形。4、5月ごろ葉とともに、朱色の漏斗状の花が咲く。花びらは先が五つに裂ける。花がかば色や黄色のものもあり、庭木にする。《季 春》