もて‐つ・く【もて付く】
[動カ下二] 1 身に備える。「わが—・けたるをつつみなく言ひたるは」〈枕・一九五〉 2 気にかけてとりつくろう。装う。「装束、有様よりはじめて、目やすく—・けて」〈源・初音〉 3 欠けていると...
もて‐なし【もて成し】
1 客への対応のしかた。待遇。「手厚い—を受ける」 2 食事や茶菓のごちそう。饗応。「茶菓の—を受ける」 3 身に備わったものごし。身のこなし。「いとわろかりしかたちざまなれど、—に隠されて口惜...
もて‐なや・む【もて悩む】
[動マ四]取り扱いに困る。もてあます。「身のありさま、かたくなしきひが事まじりて、末の世の人に—・まれむ」〈源・幻〉
もて‐わずら・う【もて煩ふ】
[動ハ四]取り扱いに困る。もてあます。「うき身ひとつを—・ふにこそはあめれと」〈かげろふ・下〉
モデラート‐カンタービレ【(フランス)Moderato cantabile】
デュラスの小説。1958年刊。1960年、著者自身も脚本に参加し、ピーター=ブルック監督、ジャンヌ=モロー主演で映画化。
モデリング【modeling】
1 模型を作ること。 2 彫刻で、塑像(そぞう)における肉付けをすること。 3 絵画で立体感を出すこと。 4 コンピューターグラフィックスの三次元画像で物体の形状を決定すること。この段階では、物...
もと‐い【基】
《「本(もと)居(い)」の意》 1 建物などの土台。基礎。 2 物事の基礎。根本。根拠。「医学の—を築く」「国の—を定める」 3 原因。「女の身はみな同じ罪深き—ぞかし」〈源・若菜下〉
もと‐ごめ【元込め】
弾薬を銃身・砲身の後ろの部分から装塡(そうてん)すること。また、その形式の銃砲。後装。⇔先込め。
元(もと)の木阿弥(もくあみ)
いったんよくなったものが、再びもとの状態に戻ること。 [補説]戦国時代の武将筒井順昭が病死した時、死を隠すために、その子順慶が成人するまで、声の似ていた木阿弥という男を寝所に寝かせて外来者を欺き...
もどろ・く【斑く】
[動カ四] 1 まだらになる。入り乱れる。まぎれる。「あまりなることは目も—・く心地なむし給ひける」〈大鏡・道長上〉 2 船などがもたもたして進まなくなる。「もろこしの玉積む舟の—・けば思ひ定...