けい【軽〔輕〕】
[音]ケイ(漢) キン(唐) キョウ(キャウ)(呉) [訓]かるい かろやか [学習漢字]3年 〈ケイ〉 1 目方が少ない。「軽重(けいちょう)・軽量・軽工業」 2 重苦しくない。かろやか。「...
けい‐ちょう【軽佻】
[名・形動]《「佻」も、かるいの意》落ち着きがなく、言動が軽はずみなこと。また、そのさま。軽薄。「成程江戸っ子の—な風を、よく、あらわしてる」〈漱石・坊っちゃん〉
けいはく‐じ【軽薄児】
軽薄な人。あさはかで誠意のない人。「なんで今になって直(なお)のことをお前の口などから聞こうとするものか。—め」〈漱石・行人〉
けた‐けた
[副]甲高い声で軽薄にとめどなく笑うさま。「おかしそうに—(と)笑う」
こころ‐かる・し【心軽し】
[形ク]軽薄である。心が移りやすい。こころかろし。「出でて去(い)なば—・しと言ひやせむ世のありさまを人は知らねば」〈伊勢・二一〉
さい‐し【才子】
1 才知にすぐれ、頭の働きのすばやい人。多く男についていう。才人。才物。 2 抜けめがなく要領のよい人。「軽薄—」
さらばこくぶんじしょてんのおばば【さらば国分寺書店のオババ】
椎名誠のエッセー集。「本の雑誌」誌に連載したエッセーをまとめ、昭和54年(1979)に刊行。口語調の軽妙な文体は「昭和軽薄体」とよばれた。
しりょ‐ぶか・い【思慮深い】
[形][文]しりょぶか・し[ク]物事を注意深く、十分に考えるさま。「軽薄そうに見えてなかなか—・い性格だ」
シー‐ちょう【C調】
1 音楽で、ハ調。 2 軽薄で、調子のよいこと。 [補説]2は、ハ調の音階が明るく調子のよいことから、また、「調子」の倒語からともいう。
じゅう‐こう‐ちょう‐だい【重厚長大】
鉄鋼・造船・セメント・石油化学などの重化学工業やその特質を言い表す言葉。重く・厚く・長く・大きい製品を扱うことから。「—産業」→軽薄短小。