からく‐も【辛くも】
[副]ぎりぎりのところで。「—勝った」
からさき【唐崎/辛崎】
滋賀県大津市北西部、琵琶湖岸の地名。唐崎神社があり、近江八景の一つ、唐崎の夜雨で知られる。[歌枕]「ささなみの志賀の—幸(さき)くあれど大宮人の船待ちかねつ」〈万・三〇〉
からし【芥子/芥/辛子】
《形容詞「から(辛)し」の終止形から》カラシナの種子を粉にした香辛料。黄色で辛く、水で練って用いる。また、カラシナの別名。
からし‐あえ【芥子和え】
芥子(からし)を溶き入れた酢味噌や調味醤油で、野菜・魚介類などを和(あ)えた料理。
からし‐いろ【芥子色/辛子色】
芥子の色。また練り芥子の色。茶色がかった黄。
から‐しお【辛塩/鹹塩】
塩。また、塩水、海水。「(シタダミヲ)早川に洗ひすすぎ—にこごともみ」〈万・三八八〇〉
からし‐すみそ【芥子酢味噌】
酢味噌に芥子を加えたもの。
からし‐ず【芥子酢】
芥子を酢でのばし、醤油・塩・砂糖を加えた調味酢。和(あ)え物などに用いる。
からし‐づけ【芥子漬(け)】
ナスなどを塩漬けにしたのち、麹(こうじ)・芥子・塩・酢・醤油などをまぜた中に漬けたもの。
からし‐マヨネーズ【芥子マヨネーズ】
マヨネーズに芥子を加えて混ぜたもの。