グロイムバイル【Glaumbær】
アイスランド北部の町。スカガフィヨルズル湾から内陸約20キロメートルに位置する。18世紀から19世紀頃に建てられた、土壁でできた家や芝生の屋根をもつ家などが残されており、一部はかつての農民の暮ら...
ぐんたいびょう【軍隊病】
立野信之の短編小説。同作を表題作とする作品集は昭和4年(1929)刊行で、副題は「兵士と農民に関する短篇集」。著者のプロレタリア文学作家時代の代表作。
ぐん‐とう【郡稲】
律令制で、各郡に置かれた官稲。農民に貸し出して、利息を郡の経費に充てた。
けいあん‐の‐おふれがき【慶安御触書】
慶安2年(1649)江戸幕府が公布した触れ書き。全32か条と奥書よりなる。年貢の確保をめざし、農民統治のため日常生活をこまかく規制したもの。
けいざいがいてき‐きょうせい【経済外的強制】
封建社会で、土地所有者である領主が農民から封建地代を徴収するために発動する直接的な強制力。領主裁判権と武力を背景に、身分的支配と土地への縛りつけを前提とする。
けしょう‐でん【化粧田】
中世および近世初期、上級武士の家で娘が嫁ぐとき、化粧料として持参した田地。江戸時代には農民の娘が嫁ぐ場合にもあった。けしょうだ。けわいだ。
けつぜい‐いっき【血税一揆】
明治6年(1873)から翌年にかけて起こった徴兵反対一揆。新たな義務が課されることや政府の政策への反対から、西日本を中心に農民・士族が起こしたもの。
けんけんろく【蹇蹇録】
外交記録。陸奥宗光著。明治28年(1895)成立。昭和4年(1929)刊。朝鮮半島南部で起こった甲午(こうご)農民戦争から日清戦争・下関条約・三国干渉に至るまでを、外相であった著者の立場から記述...
けん‐ち【検地】
近世、年貢の徴収と農民支配を目的に、幕藩領主が行った土地の測量調査。検地帳に田畑の面積・等級・石高・名請人などを記載し、領主支配の基礎とした。豊臣秀吉の太閤検地以後、全国的規模で行われた。竿入れ...
けん‐でん【硯田/研田】
文士などが生活のために物を書くのに用いる硯(すずり)を、農民が耕作する田にたとえていう語。「筆耕—」