ぼん‐び【盆火】
盂蘭盆(うらぼん)に、門前・辻・墓などでたく火。→門火1
まち‐かご【町駕籠】
「辻駕籠(つじかご)」に同じ。
まち‐ぎみ【町君】
夜間、辻に立って客を誘った遊女。辻君(つじぎみ)。
みち‐うら【道占】
「辻占(つじうら)」に同じ。「心もとなく不審に覚えて、—とはんとて」〈沙石集・一〇本〉
みちゆき‐うら【道行き占】
「辻占(つじうら)1」に同じ。「玉桙(たまほこ)の—の占正(うらまさ)に妹は逢はむと我に告(の)りつる」〈万・二五〇七〉
むらのなまえ【村の名前】
辻原登の中編小説。平成2年(1990)発表。同年、第103回芥川賞受賞。
めん‐ぴ【面皮】
1 つらの皮。「鉄—」 2 世間に対する面目。体面。「実を吐けば合さるべき—は無い」〈露伴・辻浄瑠璃〉
もくし【黙示】
日本の文芸同人誌。辻亮一、八木義徳らが、早稲田大学在学中の昭和9年(1934)に創刊。同人には他に多田裕計、中村八朗など。
やお【八尾】
狂言。罪人が六道の辻で閻魔(えんま)に会い、地獄へ落とされそうになるが、八尾地蔵からの手紙を見せて、極楽浄土へ送られる。
やく‐たい【益体】
[名・形動] 1 《「益体無し」の略》役に立たないこと。また、そのさま。「ええ—なと我慢の暴風(あらし)で吹き払って」〈露伴・辻浄瑠璃〉 2 役に立つこと。また、しまりのあること。きちんと整って...