はい‐しん【背進】
[名](スル)後ろの方へ進むこと。退くこと。後退。「次の汽車にて茅崎まで—仕候」〈魯庵・社会百面相〉
バトンを渡(わた)・す
仕事などを後任に引き継ぐ。地位を譲り渡す。「若い世代に—・して現役から退く」
ひき‐ぎわ【引(き)際/退き際】
それまでの地位・立場などから退くときの時期や身の処し方。ひけぎわ。「—が悪い」「—が肝心だ」
ひき‐さが・る【引(き)下(が)る】
[動ラ五(四)] 1 その場から退く。「早々に—・る」 2 手を引く。また、自分の主張を引っ込める。「そう簡単に—・るわけにはいかない」 3 おくれる。あとにつく。「一日—・りてぞ向かひける」〈...
ひき‐しお【引(き)潮/引き汐】
1 満潮時から干潮時まで、海面がしだいに下降し、海岸線が沖に退くこと。また、その現象。落ち潮。下げ潮。⇔満ち潮。 2 退く時機。ひきさがるころあい。引き潮時。「—を心得る」
ひき‐とり【引(き)取り】
1 立ち去ること。退くこと。「お—を願う」 2 引き受けて手もとに置くこと。「不要の品物の—」 3 受け取りの証文。また、奉公人を引き受けるという証文。「—を入れて、とうとう背負(しょ)って帰っ...
ひき‐と・る【引(き)取る】
[動ラ五(四)] 1 その場を立ち去る。退く。「奥の間へ—・る」「どうぞお—・りください」 2 ㋐手もとに受け取る。引き受けて手もとに置く。「売れ残りを—・る」 ㋑引き受けて世話をする。「遺児を...
ひざ‐まわり【膝回り】
1 膝のまわり。膝のあたり。 2 貴人の前から退くとき、ひざまずいたままからだの向きを変えて立ち上がること。詰め開き。
ふ‐たい【不退】
《(梵)avinivartanīyaの訳》仏語。 1 仏道修行の過程で、すでに得た境地から後戻りしないこと。不退転。 2 退くことなくいつも修行すること。善根を重ねて、退いたり失ったりしないこと...
ぼん‐たい【凡退】
[名](スル)野球で、打者が安打または犠打を打つことができずに退くこと。「好機に—する」「三者—」