網(あみ)呑舟(どんしゅう)の魚(うお)を漏(も)らす
《「史記」酷吏伝から》網の目が粗いために、舟をのむほどの大魚までも逃す。法律が大まかであるために大罪人を逃してしまうことのたとえ。
網(あみ)の目(め)を潜(くぐ)・る
1 捜査網や監視からうまく逃れる。「—・って海外へ逃亡する」 2 法律・規則の盲点をついて悪事をはたらく。違法行為とならない方法であくどいことを行う。
アムラ‐じょう【アムラ城】
《Qasr Amra》ヨルダン中部にある城館跡。首都アンマンの東約80キロメートルに位置する。8世紀、ウマイヤ朝時代に建造。征服地の警護のために築かれたとされるが、厳格なイスラム教徒の目を逃れ、...
アモイ‐じけん【アモイ事件】
1990年代に中国福建省アモイ市で発生した大規模な密輸・汚職事件。同市の貿易会社が中国共産党や行政・税関・銀行・企業の幹部ら多数と共謀して石油製品・自動車・タバコなどの密輸を繰り返し、多額の関税...
アリー‐こうか【アリー効果】
《alle effect》生物集団の個体密度が繁殖率や生存率に及ぼす現象の一つ。個体密度の増加に伴って生物集団中の個体の適応度が増加する現象をいう。名称は、提唱した米国の生態学者の名前に由来。個...
ある‐かぎり【有る限り】
[連語] 1 あるだけ全部。ありったけ。「—の力を出しきる」 2 その場にいる人のすべて。全員。「走り打ちて逃ぐれば、—笑ふ」〈枕・三〉 3 生きている間。「女親といふ人、—はありけるを」〈かげ...
あわ‐た・つ
[動タ四]雲などがわきあがる。多く立ちのぼる。「憂き目をばよそ目とのみぞ逃れ行く雲の—・つ山のふもとに」〈古今・物名〉
泡(あわ)を食(く)・う
驚きあわてる。「—・って逃げ出す」
あんじゅ‐ひめ【安寿姫】
山椒太夫(さんしょうだゆう)伝説に出てくる姫。弟の厨子王(ずしおう)とともに山椒太夫に売られたが、弟を逃がし、拷問を受けて死んだという。
あんとく‐てんのう【安徳天皇】
[1178〜1185]第81代天皇。在位1180〜1185。高倉天皇の第1皇子。名は言仁(ときひと)。母は平清盛の娘建礼門院徳子。2歳で即位。源平の戦いで西国に逃げ、壇ノ浦で平家一族とともに入水...