病(やまい)膏肓(こうこう)に入(い)・る
《「膏」も「肓」も、病気がそこに入ると、治療しにくい所。中国、春秋時代、晋の景公が病気になったとき、病気の精が二人の子供となって膏と肓に逃げこんだので、病気が治らなかったという「春秋左伝」成公一...
やま‐がり【山狩(り)】
[名](スル) 1 山で鳥や獣を狩ること。 2 山中に逃げ込んだ犯罪者などを追って大勢で捜索すること。「警察犬も使って—する」
やみ‐じる【闇汁】
持ち寄った材料を、暗がりの中で鍋(なべ)で煮て、何が入っているかわからないまま食べて興じるもの。闇鍋。《季 冬》「—の杓子(しゃくし)を逃げしものや何/虚子」
や‐や
[感] 1 驚いたときや不意に気づいたときに発する語。おやおや。「—、これはたいへんだ」 2 呼びかけるときに発する語。やあやあ。やよ。「—といへど、答(いら)へもせで逃げて」〈大和・一五六〉
やり‐く【遣り句】
連歌・俳諧の付合(つけあい)で、前句がむずかしくて付けにくいときや手の込んだ句が続いたときに、次の句を付けやすいように軽く付けること。また、その句。逃げ句。
やりつ‐たいせき【耶律大石】
[?〜1143]カラキタイ(西遼)の初代皇帝。在位1132〜1143。字(あざな)は重徳。廟号(びょうごう)は徳宗。遼の王族の出身。遼が金の攻撃を受けると外モンゴルに逃れ、のち西進して制圧、11...
やる‐まい‐ぞ
[連語]逃がさないぞ。狂言の終わりに用いられる常套語(じょうとうご)。「やいやい、—、—。たらしめ。やいやい」〈虎明狂・二人大名〉
ようかめのせみ【八日目の蝉】
角田光代の長編小説。不倫相手の子供を誘拐した女の3年半にわたる逃亡生活と、成人後に再会した子供の葛藤を描く。平成19年(2007)刊行。翌年の第5回本屋大賞にて6位入賞。ドラマ化、映画化作品もある。
よう‐きひ【楊貴妃】
[719〜756]《「貴妃」は女官の位の名》中国、唐の玄宗皇帝の妃。永楽(山西省)の人。初め玄宗の子寿王の妃。歌舞音曲に通じ、また聡明であったため、玄宗に召されて貴妃となり、寵を一身に集め、楊...
よこ‐とび【横飛び/横跳び】
1 横の方向にとぶこと。よこっとび。 2 体を斜めにして突っ切るように急いで走ること。よこっとび。「—に逃げる」