いな‐すずめ【稲雀】
稲の実るころ田に群れるスズメ。《季 秋》「—茶の木畠や逃げ処/芭蕉」
いのち‐からがら【命辛辛】
[副]命を守るのが精いっぱいのさま。やっとのことで。「—逃げてくる」
いわはし【岩橋】
狂言。和泉流。新妻が一向に被衣(かずき)をとらないので、夫は和歌でほのめかしてとらせようとするが、女は応じない。無理やりにとってみると醜い女なので夫は逃げ出す。
いん‐いつ【隠逸】
俗世間から逃れて、隠れ住むこと。また、その人。隠遁(いんとん)。
いん‐せい【隠棲/隠栖】
[名](スル)俗世間を逃れて静かに住むこと。また、その住まい。「山奥に—する」「政界を引退して故郷に—する」
いん‐とん【隠遁】
[名](スル)俗世間を逃れて隠れ住むこと。遁世(とんせい)。「庵を結び—する」「—者」
いん‐ぴ【隠避】
[名](スル)犯人蔵匿罪となる行為の一。隠れ場所を提供する以外の方法で、犯人・逃走者の発見または逮捕を妨げること。逃走資金の供与、身代わりの自首など。
うかが・う【窺う】
[動ワ五(ハ四)] 1 すきまなどから、ひそかにのぞいて見る。「鍵穴から中を—・う」 2 ひそかにようすを探り調べる。「顔色を—・う」「ライバル会社の動きを—・う」 3 一部分から全体を推し量っ...
鵜川(うかわ)の小鮎(こあゆ)
鵜飼いをする川にすむ小鮎。逃れる方法のないことのたとえ。「—鷹に雉(きじ)、猫に追はれしのら鼠」〈浄・百人上﨟〉
うき‐あし【浮(き)足】
1 つま先だけが地面につき、かかとが上がっている状態。相撲などでもいう。「砂でざらざらする青畳の上を—で歩きながら」〈秋声・足迹〉 2 落ち着かないさま。逃げ足・逃げ腰となること。「一家が総て—...