あかえぞふうせつこう【赤蝦夷風説考】
江戸後期の地誌。2巻。工藤平助著。天明元〜3年(1781〜1783)成立。赤蝦夷はカムチャツカのこと。日本における最初のロシア研究書。上巻でロシアとの通商・蝦夷地開発を説く。下巻はロシアの地誌。
アデン【Aden】
旧南イエメンの首都。アラビア半島南西部、アデン湾に面する港湾都市。古くから経済や通商の要地。→イエメン
あんけい【安慶】
中国安徽(あんき)省南部の港湾都市。揚子江中流にあり、1902年の英清通商条約により開港。近年、工業も盛ん。アンチン。
あんせい‐の‐かりじょうやく【安政の仮条約】
安政5年(1858)、大老井伊直弼(いいなおすけ)が、アメリカ・オランダ・ロシア・イギリス・フランスの5か国と順次結んだ通商条約の総称。勅許なく調印したので仮条約とよばれる。箱館・兵庫など5港の...
アームズ‐レングス‐ルール【arm's length rule】
税制や通商法などで、互いに支配・従属関係にない当事者間において成立するであろう取引条件や価格を基準とする考え方。独立当事者間原則。
アール‐ティー‐エー【RTA】
《reciprocal trade agreement》互恵通商条約。→互恵条約
エクソンフロリオ‐じょうこう【エクソンフロリオ条項】
《Exon-Florio Provision》米国の安全保障を脅かすような、外国企業による米国企業の買収を差し止めることを目的とした条項。包括通商法5021条に規定。
エム‐ティー‐ピー【MTP】
《management training program》管理者訓練計画。日本の民間企業の管理技術を向上させるため、昭和25年(1950)通商産業省(現経済産業省)が米国から導入したもの。
オタワ‐かいぎ【オタワ会議】
1932年、オタワで開催された英連邦諸国の経済会議。世界恐慌対策として、連邦内での特恵関税制度を中心とする相互通商協定を締結し、英帝国経済ブロックが形成された。
かい‐こく【開国】
[名](スル) 1 外国との交際、通商を始めること。「日本は安政の仮条約で—した」⇔鎖国。 2 初めて国を開くこと。建国。肇国(ちょうこく)。