イオン‐えきたい【イオン液体】
およそセ氏100度以下で液体として存在する塩(えん)。水などの溶媒を含まず、イオンのみからなる液体。静電相互作用が強い塩化ナトリウム(食塩)などは通常、常温近くでは結晶となり固相を呈するが、有機...
イオン‐プレーティング【ion plating】
物理気相成長法の一。原料をプラズマや真空放電でイオン化または励起状態にして電場によって加速し、負電位にした基板に薄膜を蒸着させる。酸化膜を形成するため通常のめっきが困難なチタンやアルミニウムなど...
いきとうちししょう‐ざい【遺棄等致死傷罪】
遺棄罪・保護責任者遺棄等罪にあたる行為により、人を死傷させる罪。刑法第219条が禁じ、通常の傷害罪などより重い刑が科せられる。遺棄致死傷罪。遺棄致死罪。遺棄致傷罪。
い‐けいせい【異形成】
ある組織の細胞が、生理的に存在しない別の異常な形態に変化すること。病変と見なされるが、通常は癌(がん)と異なり体積の増加は見られない。
いしゅ‐げんし【異種原子】
通常の原子と異なり、陽子・中性子・電子以外の素粒子を含む原子。水素原子の陽子を陽電子に置き換えたポジトロニウム、正電荷の反μ粒子に置き換えたミューオニウムなどが知られる。エキゾチック原子。
い‐じげん【異次元】
1 異なる次元。また、次元の異なる世界。「—空間」 2 (比喩的に)通常とは全く異なる考え方、また、それに基づく大胆な施策。「—の金融緩和」
いじょう‐さんしきかく【異常三色覚】
先天色覚異常の一。色の識別に関与する3種類の網膜錐体細胞のうち、一つが正常に機能していない場合に起こる。通常の色覚と変わらない軽度のものから二色覚に近いものまである。いわゆる色弱のこと。→赤緑色覚異常
いじょう‐ちょういき【異常聴域】
火山噴火の爆発音などが、通常の可聴域を離れた遠方で聞こえるようになる区域。成層圏上部の大気が音波を反射して起こる現象。
いそう‐すうがく【位相数学】
狭義には位相幾何学、広義には対象を通常の空間から位相空間(抽象空間)にまで広げ、その性質を位相的方法を用いて研究する数学。
いっ‐しん【一審】
最初に訴訟を受理する裁判所(第一審裁判所)によって行われる審判。通常、簡易裁判所・地方裁判所の審判をいう。始審。→二審