いっ‐せ【一世】
1 仏語。過去・現在・未来の三世(さんぜ)のうちの一つ。 2 一生涯。一生。「夫婦—の別れが泣かずに居られましょうか」〈紅葉・二人比丘尼色懺悔〉 3 (子を二世、孫を三世というのに対し)その人の...
いっ‐とき【一時】
1 わずかな時間。しばらくの間。暫時。「花の盛りも—」「—小雨になった」 2 (「一時に」の形で副詞的に用いて)同時に。一度に。「客が—に押しかける」 3 過去の、ある時。あるひととき。「—は、...
いっぱん‐かしだおれひきあてきん【一般貸(し)倒(れ)引当金】
金融機関が、正常先・要注意先に対する債権について、債権の区分ごとに、過去の実績に基づいて予想損失額を算定し、計上する貸倒引当金。→個別貸倒引当金
何時(いつ)…か
1 《「か」は副助詞。あとに来る文の内容を表す》過去あるいは未来の時について、わからないことを表す。「いつ退院できるかまだ見当がつかない」 2 《「か」は終助詞。疑問文として用いられる》過去ある...
いつ‐か【何時か】
[副] 1 未来の不定の時を表す。そのうちに。「—お会いしたい」「あの国には—行ってみたい」 2 過去の不定の時を表す。いつぞや。以前。「—来た道」「—読んだ本」 3 時がたつのに気がつかないさ...
いつ‐し‐か【何時しか】
《代名詞「いつ」に、強めの副助詞「し」、疑問の係助詞「か」の付いたものから》 [副] 1 いつのまにか。早くも。「—今年も暮れてしまった」 2 過去・未来の不定の時を表す。どの時かに。「よし小...
いつ‐ぞ【何時ぞ】
[副]《「ぞ」は係助詞》 1 過去または未来の、不定の時を表す。 ㋐いつであったか。いつか。「—の年か忘れたが」 ㋑そのうちいつか。「五三の価をためて、—時節を待てども」〈浮・一代男・五〉 2 ...
いつぞ‐や【何時ぞや】
[副]《「や」は係助詞》過去の不定の時を表す場合の、改まった言い方。いつか。先日。「—は失礼いたしました」
いに‐し【往にし】
《動詞「い(往)ぬ」の連用形+過去の助動詞「き」の連体形「し」から》 [名]過ぎ去った時。往時。「—をしのぶ」 [連体]過ぎ去った。「—世」「—年」
いにし‐え【古】
《「往(い)にし方(へ)」の意》 1 過ぎ去った古い時代。過ぎ去った月日。昔。過去。「—の都の姿をとどめる」 2 亡くなった人。故人。「—の御許しもなかりし事を」〈源・宿木〉