あつらえ【誂え】
1 注文して作らせること。また、そうした品物。⇔出来合(できあ)い。 2 歌舞伎の大道具や下座音楽などで、作者や役者の好みによって特別に注文して作ること。また、そのもの。
あと‐ばこ【後箱】
大名行列で、馬や駕籠(かご)のあとに続く、調度品や小道具を入れた挟み箱。⇔先箱。
あとみ‐の‐ちゃじ【跡見の茶事】
茶事七式の一。茶会のあとで、参会できなかった希望者に、その道具の取り合わせや趣向などを見せるために行う会。
あぶら‐こし【油漉し】
揚げ物をしたあとの油をこしてかすをとる、金網つきの道具。
あぶら‐さし【油差(し)】
1 機械などに油をさすのに用いる、細長い口のついた道具。また、油をさすこと。 2 行灯(あんどん)などの油皿に油を補給するための容器。油つぎ。
あぶら‐つぼ【油壺】
1 油を入れておく壺。特に、髪油用の小形の壺。あぶらがめ。 2 石油ランプの石油を入れておく部分。 3 機械に常時油をさすために取りつけておく小さな容器。オイルカップ。 4 油絵の道具の一。油絵...
あま‐ぐるま【雨車】
芝居で雨の音を出すのに用いる道具。紙などを張った中空の箱車の中に、小豆(あずき)や砂利を入れて回転させる。
あみ【網】
1 糸・縄・針金などを方形・ひし形に目を透かして編んで作ったもの。魚や鳥などを捕らえる道具や焼き網、囲い、建具などに用いる。 2 捕らえたり、取り締まったりするために張りめぐらしたもの。「捜査の...
いえ‐じるし【家印】
家々で自家の所有を示すために、道具類・船・倉などにつける符号。屋号・商標になったものもある。
いかり【錨/碇】
1 船を一定の場所に留めておくため、綱や鎖をつけて海底に沈めるおもり。石が用いられたが、現在では鉄製のものが多く、海底に食い込む爪をもつ。アンカー。 2 水中にあるものをひっかけてつり上げる道具...