えん‐ゆう【遠猷】
遠い将来まで考えたはかりごと。遠謀。「深謀—の才智に乏しく」〈東海散士・佳人之奇遇〉
えん‐ゆう【遠遊】
[名](スル) 1 故郷を離れて遊学すること。「—して泰西に学び」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉 2 遠くへ出かけること。「妹達を背中に縛りつけられ、—をしたこともあったが」〈秋声・縮図〉
えん‐よう【遠洋】
陸地から遠く離れた大海。
えん‐よう【遠用】
眼鏡やコンタクトレンズで、遠くを見るために用いること。
えんよう‐ぎょぎょう【遠洋漁業】
根拠地を離れた外洋、または遠隔海域で行われる漁業。赤道水域やインド洋・大西洋でのマグロ漁業、アフリカ沖のトロール漁業など。→沿岸漁業 →沖合漁業
えんよう‐くいき【遠洋区域】
船舶安全法施行規則に定められている航行区域の一。平水区域・沿海区域・近海区域を除くすべての水域。
えんよう‐こうかい【遠洋航海】
遠く陸地を離れた大海を航海すること。
えん‐らい【遠来】
遠方から来ること。「—の客」
えん‐らい【遠雷】
遠くのほうで鳴る雷。《季 夏》「—や睡ればいまだいとけなく/汀女」 [補説]書名別項。→遠雷
えんらい【遠雷】
立松和平の長編小説。都市近郊農村でトマトのハウス栽培を行う青年を主人公に、都市化の波とともに崩壊していく共同体の姿を生々しく描く。昭和55年(1980)、第2回野間文芸新人賞を受賞した著者の出世...