えんらいのきゃく【遠来の客】
米谷ふみ子の小説。昭和60年(1985)刊の作品集「過越しの祭」に収録。同年、第60回文学界新人賞受賞。自閉症児の母である自身と家族をモデルとした作品。
えんらいのきゃくたち【遠来の客たち】
曽野綾子の短編小説。昭和29年(1954)「三田文学」に発表。同作を表題作とする小説集は昭和30年(1955)刊行で、ほかに「硝子の悪戯」「告解室」などを収める。
えん‐らん【遠巒】
遠くに見える山々。遠山。
えん‐り【遠離】
[名](スル)距離・思想・性格などが遠くかけ離れていること。「理想とは—した世界」
えん‐りゃく【遠略】
遠大で奥深い策略。「此人は年尚お若しと雖ども、英武にして—あり」〈竜渓・経国美談〉
えん‐りょ【遠慮】
[名](スル)《3が原義》 1 人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「—なくいただきます」「年長者への—がある」「この部屋ではタバコは—してください」 2 辞退すること。また、ある場所から引...
遠慮(えんりょ)会釈(えしゃく)もな・い
相手の意向を考えないで強引に事を進めるようす。「—・く批判する」
えんりょ‐がち【遠慮勝ち】
[形動][文][ナリ]言葉や態度が控えめであるさま。他人に気兼ねをして、思いどおりにしないことの多いさま。「—な態度」
遠慮(えんりょ)無(な)ければ近憂(きんゆう)あり
《「論語」衛霊公から》遠い将来のことを考えずにいると、必ず目前に心配事が起こる。
えんりょ‐ぶか・い【遠慮深い】
[形]他人に対する態度や言動が非常に控えめである。たいへんつつましい。「—・い物言い」