えん‐るい【遠類】
血筋の遠い親類。
えん‐れん【遠恋】
「遠距離恋愛」の略。
えん‐ろ【遠路】
遠い道のり。「—をいとわず駆けつける」「—はるばるおいでいただく」
おち【遠/彼方】
1 遠い所。遠方。「川より—にいと広くおもしろくてあるに」〈源・椎本〉 2 現在から隔たった時。 ㋐以前。昔。「昨日より—をば知らずももとせの春の始めは今日にぞありける」〈拾遺・雑賀〉 ㋑以後。...
おち‐かた【遠方】
遠くの所。ずっと向こうの方。「この目は常に—にのみ迷うようなれど」〈鴎外・文づかひ〉
おちかた‐びと【遠方人】
遠方の人。あちらにいる人。「我(あ)が待ちし秋萩咲きぬ今だにもにほひに行かな—に」〈万・二〇一四〉
おち‐こち【遠近】
1 遠い所と近い所。あちらこちら。「鶏の声も—に聞こえる」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 将来と現在。昔と今。「またまつく—兼ねて言(こと)は言へど逢ひて後こそ悔いはありといへ」〈万・六七四〉
おちこち‐びと【遠近人】
あちこちの人。「信濃(しなの)なる浅間の嶽(たけ)に立つけぶり—の見やはとがめぬ」〈伊勢・八〉
おと【遠/彼方】
「おち(遠)」の音変化。「大宮の—つ端手(はたで)」〈記・下〉 [補説]現代語の「おととし(一昨年)」「おととい(一昨日)」の「おと」もこの語にもとづき、時間的に遠いことの意を表す。
おらてがま【遠羅天釜】
江戸中期の仮名法語集。3巻。寛延2年(1749)刊。白隠慧鶴(はくいんえかく)著。禅に対する考え方や武士の参禅、病中の修行の用意、さらに法華経観を語ったもの。遠羅天賀麻。