いでん‐し【遺伝子】
1 遺伝形質を規定する因子。本体はふつうDNA(デオキシリボ核酸)で、染色体上のある長さをもつ特定の区画をいう。遺伝因子。ゲン。ジーン。 2 「DNA2」に同じ。「名人と呼ばれた先代の—を受け継ぐ」
いでんし‐おせん【遺伝子汚染】
ある地域の野生生物に特有の遺伝子構成が、他の地域の同種または近縁種と交雑することで変化すること。人間が近縁の外来生物や遺伝子組み換え体を持ち込むことで生じる場合をいうことが多い。遺伝的攪乱。遺伝...
いでんしかいへん‐せいぶつ【遺伝子改変生物】
⇒遺伝子組み換え生物
いでんし‐かくらん【遺伝子攪乱】
⇒遺伝子汚染
いでんし‐がた【遺伝子型】
ある形質の発現に関与する遺伝子構成を、潜性遺伝子も含めた型で表したもの。遺伝型。ジェノタイプ。→表現型
いでんし‐きごう【遺伝子記号】
個々の遺伝子を表すために用いる記号。顕性遺伝子に大文字、潜性遺伝子に小文字を用いる。
いでんし‐きゅうげん【遺伝子給源】
⇒遺伝子プール
いでんし‐ぎんこう【遺伝子銀行】
⇒ジーン‐バンク
いでんし‐くみかえ【遺伝子組(み)換え】
異種の生物から抽出したDNAを、試験管内で、酵素などを用いて切断し、人為的に新たにつなぎ換えて新しいDNA分子を作ること。遺伝子構造の解析、遺伝子工学などに利用。バイオテクノロジーの一種。組み換...
いでんしくみかえ‐さくもつ【遺伝子組(み)換え作物】
農作物に他の生物(主に微生物)の遺伝子を組み込み、本来の作物にはない除草剤耐性、病害虫抵抗性などの特性をもたせた人工の作物。日本では大豆・菜種・トウモロコシなどの輸入が認められ、食品に使用する際...