げんし‐きみょうだん【玄旨帰命壇】
中世の天台宗で行われた秘法。摩多羅(またら)神を本尊として、秘密裏に師から弟子に奥義を口伝するもの。のち真言宗の一派立川流の影響を受け、愛欲貪財の邪教と化し、江戸中期に禁圧された。
こうくうせい‐ふくびくうえん【航空性副鼻腔炎】
航空機の高度が急激に変化し、副鼻腔の内圧と機内の気圧に差が生じた際に生じる症状。降下時に起こることが多い。頭痛、頰や目の奥などに強い痛みを感じる。風邪やアレルギーなどで鼻が詰まっていると起こりやすい。
コクサッキー‐ウイルス【Coxsackie virus】
米国のニューヨーク州コクサッキーで最初に分離された球状のウイルス。主に子供が感染し、風邪の症状にはじまり、髄膜炎や筋炎を起こす。
こく‐びゃく【黒白】
1 黒い色と白い色。黒いものと白いもの。 2 善と悪。正と邪。是と非。くろしろ。「—をつける」「—をわきまえる」
黒白(こくびゃく)を争(あらそ)・う
物事の正邪・善悪・是非をはっきりさせる。「法廷で—・う」
黒白(こくびゃく)をつ・ける
物事の正邪・善悪・是非をはっきりさせる。白黒(しろくろ)をつける。「公の場で—・ける」
黒白(こくびゃく)を弁(べん)ぜず
物事の正邪・善悪・是非の区別ができない。
こころ‐きよ・し【心清し】
[形ク]さっぱりして心残りがない。邪念がない。いさぎよい。「妙荘厳王も、—・き三昧どもを勤め給ひて」〈狭衣・四〉
こころ‐の‐おに【心の鬼】
1 ふと心に思い当たる良心の呵責(かしゃく)。「かたはらいたく、—出で来て、言ひにくくなり侍りなむ」〈枕・一三五〉 2 心の奥に潜んでいるよこしまな考え。邪心。煩悩(ぼんのう)。「我はかく思ふと...
腰(こし)が折(お)・れる
邪魔が入り、途中でやめになる。「刀の詮議で水責めの—・れた」〈伎・幼稚子敵討〉