笠(かさ)の台(だい)の生(い)き別(わか)れ
《「笠の台」は、笠をかぶせる台ということから、人の首の意》首を斬られて頭と胴とが別々になること。打ち首になること。「悪く邪魔立てひろぐが最期、—の生き別れ」〈伎・小袖曽我〉
かざ‐ごえ【風声/風邪声】
風邪気味で、しゃがれたり、鼻にかかったりする声。かぜごえ。
かざ‐ほろし【風疿】
《「ほろし」は発疹(ほっしん)のこと。「かざぼろし」とも》風邪の熱などがもとで皮膚に生じる小さな発疹。かざはな。〈和名抄〉
かざり‐ずみ【飾り炭】
1 正月に、松飾りに炭を結びつけて飾ること。また、その炭。黒が邪気を払う色とされるからとも、読みを「住み」に通じさせて永住を祝う意からともいう。《季 新年》 2 茶道で、新年の床飾りに用いる炭。...
か‐じょ【歌女】
1 宴席などで歌をうたう芸妓。うため。「いわゆる狭邪(きょうしゃ)の地でどの家にも—を養っている」〈鴎外・魚玄機〉 2 ミミズの異称。 3 律令制で、雅楽寮に属して舞楽のときに歌をうたう女。うため。
かぜ【風】
[名] 1 空気のほぼ水平方向の運動。風向と風速で動きを表す。山谷風・海陸風のような小規模のものから、中規模の季節風、大規模な偏西風・貿易風などがある。「—が吹く」「涼しい—に当たる」「テント...
かぜ‐ぎみ【風邪気味/風気味】
風邪をひいたようすであること。かぜけ。かざけ。
かぜ‐ぐすり【風邪薬/風薬】
1 風邪を治すために用いる薬。かざぐすり。《季 冬》 2 《熱くして飲むと風邪に効くとされるところから》酒のこと。「まるで業を廃したら、—の小遣いどりができぬわえ」〈魯文・安愚楽鍋〉
かぜ‐け【風邪気/風気】
1 風邪をひいた感じ。風邪をひいているようす。かぜぎみ。「—が抜けない」《季 冬》 2 (風気)風が吹きだす気配。かざけ。
かぜ‐ごこち【風邪心地/風心地】
「風邪気(かぜけ)1」に同じ。《季 冬》「しつっこい—でつまっていた鼻が」〈康成・雪国〉