[名]
  1. 空気のほぼ水平方向の運動風向風速で動きを表す。山谷風海陸風のような小規模のものから、中規模の季節風、大規模な偏西風貿易風などがある。「—が吹く」「涼しい—に当たる」「テントが—をはらむ」

  1. その身に感じられる人々のようす。また、世の中の動きやありさま。「浮世の—は冷たい」「娑婆 (しゃば) の—」「野党に—が吹く」

  1. 寄席芸人用語で、扇子のこと。

  1. (多く「風邪」と書く)鼻・のど・気管などのカタル性炎症。くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・のどの痛み・咳 (せき) ・痰 (たん) や発熱・頭痛・倦怠感 (けんたいかん) などの症状がみられ、かぜ症候群ともいう。感冒。ふうじゃ。「—をひく」 冬》縁談や巷 (ちまた) に—の猛 (たけ) りつつ/草田男

  1. 風習。習わし。

    1. 久方の月の桂も折るばかり家の—をも吹かせてしかな」〈拾遺・雑上〉

[接尾]名詞に付いて、そぶり、ようす、わざとらしい態度などの意を表す。「先輩—を吹かす」「臆病—に吹かれる」
[補説]書名別項。→
俳句雑誌。沢木欣一昭和21年(1946)に創刊平成13年(2001)終刊。同人に細見綾子・金子兜太飴山実らがいる。
原題(フランス)Le Ventシモン小説。1957年刊ドストエフスキー小説白痴」のパロディー。
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