まど‐の‐うち【窓の中】
1 女がまだ若く深窓の中に養われていること。また、窓から離れた奥深い部屋。「生ひ先こもれる—なる程は」〈源・帚木〉 2 部屋の内側。「光明院の—に、寝るともなく覚むるともなく」〈風流志道軒伝〉
ま‐どり【間取り】
部屋の配置。各室の位置。「—の悪い家」「—図」
まどり‐ず【間取り図】
部屋の配置や大きさなどを記した図。
まる‐ぎこえ【丸聞こえ】
そばにいる人に、すべて聞こえていること。聞かせるつもりのない音や話し声などが、筒抜けであるさま。「部屋での会話が、廊下に—だ」
まる‐こげ【丸焦げ】
すっかり焦げてしまうこと。「火元となった部屋は—になった」「—の食パン」
まわり‐えん【回り縁】
建物や部屋の周囲の二方以上にめぐらした縁側。
まん‐しつ【満室】
1 すべての部屋がふさがって空きがないこと。 2 その部屋をいっぱいにしていること。「四つの緒(=弦)は急霰の一時に来る如く—の空気を劈(つんざ)いたが」〈魯庵・社会百面相〉
御格子(みこうし)参(まい)・る
高貴な人の部屋の格子をあげる。または、おろす。「雪のいと高う降りたるを、例ならず、—・りて(=オオロシシタママデ)」〈枕・二九九〉
みす‐うち【御簾内】
1 垂れ下がったみすの内側。 2 人形浄瑠璃の劇場で、舞台上手上部のすだれの内側の狭い部屋。修業中の太夫(たゆう)・三味線弾きの演奏場所。転じて、未熟な義太夫語り。 3 歌舞伎で、すだれの掛かっ...
みず‐ぐも【水蜘蛛】
1 ミズグモ科のクモ。体長約1.5センチ。水中生活をする特異なクモで、水草の間に網巣を張り、水面から体の毛に空気をつけて運び、空気の部屋を作る。ユーラシアに分布し、日本でも見つかっている。 2 ...