おしち‐かぜ【お七風】
享和年間(1801〜1804)ごろ、江戸本郷の八百屋お七の放火事件のあとではやった流行性感冒(インフルエンザ)。
おしち‐きちさ【お七吉三】
江戸本郷の八百屋の娘お七と、その恋人である寺小姓の吉三郎。また、この二人を題材にした浄瑠璃・歌舞伎などの通称。「八百屋お七」「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」など。→八百屋お七
オズのまほうつかい【オズの魔法使い】
《原題The Wonderful Wizard of Oz》米国の作家ライマン=フランク=ボームの児童文学。1900年刊。竜巻によって不思議の国オズに飛ばされた少女ドロシーが、さまざまな冒険を経...
お‐はなし【御話】
1 話す人を敬って、その話をいう語。また、「話」の美化語。「先生の—をうかがう」「これは、私の郷里の—です」 2 江戸末期、富籤(とみくじ)の当たり番号を印刷した紙。また、それを売る者。「お話」...
おもい‐や・る【思い遣る】
[動ラ五(四)] 1 他人の身の上や心情を推し量って、同情する。また、配慮する。「被災者の生活を—・る」 2 遠く隔たっている人や物事を思う。思いをはせる。「故郷の母を—・る」「老後を—・る」 ...
思(おも)いを馳(は)・せる
遠く離れている人や物事を思いやる。「故郷の妻子に—・せる」
思(おも)いを寄(よ)・せる
1 自分の気持ちを向ける。「遠い故郷に—・せる」 2 特に、ある異性を恋い慕う。「ひそかに—・せる」
おもう‐ひと【思う人】
[連語] 1 いとしい人。恋人。おもいびと。 2 気の合った人。親しい友。「鶉(うづら)鳴く古りにし郷(さと)の秋萩を—どち相見つるかも」〈万・一五五八〉 3 自分をいとしく思い、かわいがってく...
面影(おもかげ)に立(た)・つ
目の前に姿が浮かぶ。「故郷の家の様子が—・って来るに過ぎない」〈鴎外・妄想〉
おや‐ごう【親郷】
新田開発や開拓において、開発や開拓の拡大とともに分出した小集落(枝郷)に対し、年貢納入など郷村全体の行政を司る集落のこと。親村。⇔枝郷。