げん‐れい【厳厲】
[名・形動ナリ]きびしく、はげしいこと。また、そのさま。「厳寒と酷暑との候稍—なるのみ」〈村田文夫・西洋聞見録〉
こく
《形容詞「こ(濃)し」の連用形「こく」の名詞化か。また、漢語「酷」からか》 1 濃厚なうまみ。「—のある酒」 2 内容に深い趣があること。「話に—がない」
こく【酷】
[常用漢字] [音]コク(呉)(漢) [訓]ひどい むごい 1 容赦がなく、きびしい。むごい。「酷刑・酷使・酷薄・酷吏/苛酷(かこく)・過酷・厳酷・残酷・冷酷」 2 程度がひどい。はなはだ。「酷...
こく‐ぎゃく【酷虐】
残酷にあつかい苦しめること。
こく‐しょ【酷暑】
ひどく暑いこと。真夏の厳しい暑さ。「—身を焼くばかり」《季 夏》⇔酷寒(こっかん)。
こく‐ぜい【酷税】
苛酷(かこく)な税。重い租税。重税。
こく‐はく【酷薄/刻薄】
[名・形動]残酷で薄情なこと。また、そのさま。「—な高利貸し」 [派生]こくはくさ[名]
こく‐り【酷吏】
1 人民を苦しめる無慈悲な官吏。 2 《杜牧「早秋詩」の「大熱酷吏を去(しりぞ)く」から》厳しい暑さ。酷暑。
こく‐かん【酷寒】
⇒こっかん(酷寒)
こっ‐かん【酷寒】
厳しい寒さ。ひどい寒さ。極寒。「—の地」《季 冬》⇔酷暑。